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『…ん、……』
随分と遅くに目が覚めた。気がついたらもう夜中の3時。自分が寝ていた場所の横に置いてあったのでふと見てみるとそんな時間に目を見開いて眠気も吹っ飛んでしまった。
…待って？私確か眠気に負けてあのまま寝たんだよね？床に寝たんだっけ…それとも机に伏せた…？
最近よく寝落ち、というものをよくするのだが、その寝落ちをした時の記憶が無い。いつも間にか寝ていることが夜中の勉強中など多々あるせいだろう。
…あぁ…まって…今回もそれだ……全然思い出せない…。お得意の頭をフル回転させながら思考を巡らせる。でもダメなものはダメ、思い出せない。
…それにしても、服はそのままだしちょっと汗でベトベトしてるし最悪…。流石にもう露天風呂も空いてるはずはないし、入りたいなんて我儘じみたことは言えないので部屋に備えてあるお風呂に入ることに。
…しんぺい神先生、起こしたらごめんなさい…！起きないことを願いながら足音はなるべく消して、お風呂場まで向かった。
お風呂から出ると、キャリーケースに下着を仕舞ったままだということに気がつく。体にタオルを巻いて、サッと取った、つもりだった。
sn｢…誰……？｣
『っ…!!』
この格好だけは不味いと感じ、すぐ脱衣所に向かう。すると急いだせいなのかドタバタと足音がした。すぐ着物に着替えて脱衣所から出てみると、明かりをつけて布団の上に胡座をかいて座っている。
音に気がついてこちらを見れば、にこにことしんぺい神先生のいつもの表情が見られた。
『ごめんなさい、起こしてしまって…』
sn｢いいのいいの、なんせAちゃんが寝たの8時半だったからね。疲れてたし無理もないよ。｣
『どうしても汗が気持ち悪くて…シャワー浴びたくなったんです。』
sn｢別に気にしてへんって！ほら、髪濡れてるし、俺が乾かしたるよ。｣
ドライヤーのコンセントをさして、しんぺい神先生は前の方をぽんぽんと叩いた。きっとそれが座れと言っているのだと感じ、その言葉に甘えた私は座り込む。
sn｢はーいかわかすで〜。｣
『…しんぺい神先生、お兄さんみたいな感じがします。』
sn｢そう？俺もAちゃんみたいな妹欲しかったな〜。一人っ子だったし。兄妹が羨ましかったよ。｣
緩い温度でゆっくり乾かしてくれるしんぺい神先生の手つきは本当に優しい。
sn｢じゃあおやすみ。ゆっくり寝るんだよ｣
『はい、おやすみなさい。』
その言葉を合図に、電気を消した
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我々色 - tn落ち...ありがとうございます！次回も楽しみにしてます！できれば、tn落ちを...wこれからも、頑張ってください！楽しみにしてますね！ (2020年4月7日 0時) (
レス) id: c71c96e89f (このIDを非表示/違反報告)
アルバート - 次回作も楽しみに待っています。これからも頑張って下さい。 (2019年6月2日 19時) (レス) id: 33ab6007d7 (このIDを非表示/違反報告)
アルバート - 今まで更新お疲れ様です。とても面白かったです。 (2019年6月2日 19時) (レス) id: 33ab6007d7 (このIDを非表示/違反報告)
アルバート - 私が気になっただけなので大丈夫ですよ (2019年6月2日 19時) (レス) id: 33ab6007d7 (このIDを非表示/違反報告)
四ツ谷抹茶(プロフ) - アルバートさん» 間違えてますね、すいません。指摘ありがとうございます (2019年6月2日 19時) (レス) id: 2106793cf6 (このIDを非表示/違反報告)
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