ごじゅう。 ページ50
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深夜だろうか。
部屋のベッドで寝ていて、何故か服もドレスから部屋着にへと変わっていた。
『誰が…』
確か車の中でそのまま寝て…それからの記憶が無い。ということは、誰かがここに連れてきて着替えまでやってくれたのだろうか。
誰かは分からないがクローゼットを見てみるとドレスも丁寧に仕舞われている。明日にでもオスマン外交官に返しに行こう。息を吐いてクローゼットのドアを閉めては、お風呂に入ろうかとも考えたが少し夜風に当たりたくなる。
部屋を出て、廊下を歩く。もう消灯時間はとっくに過ぎてる為か廊下は月明かりに照らされていて、暗いのか明るいのか分からない。
でも明るくはないか、と窓から見える月を見ながら歩く。
夜風にあたれる所はあったかな、と歩いていれば、ここの近くのベランダを思い出した。
あそこなら少しは涼しい気がする。スリッパの音を少しだけ響かせながらそこを目指す。
zm｢…あれ、起きたん？｣
『へ、あ、隊長…？』
次の曲がり角を曲がると着くというのに、その曲がり角で会ったのは隊長。…何していたのだろう。この時間に起きているというのはあまり想像がつかない。
どうしてここに。そう言えば少しだけ濁らせる。とりあえずそこで話そうや、と指をさしたのは目指していたベランダで。
分かりましたなんて頷けば、そこのベランダで2人夜風にあたりながら話をする。
zm｢見回り。今日はなんか眠れんくて。Aは？俺が部屋に連れてったはずやけど。｣
『さっき起きたんです。夜風にあたってからお風呂入りたいな、って思ってしまって。というか運んだってことは、』
zm｢んふふ、俺が着替えさせた｣
『…今回だけですよ。』
zm｢はいはい。｣
む、と思って視線を送ってみれば、面白可笑しそうに隊長は返事をする。この様子からして反省してないか、と考えてはベランダから見える街の景色に目を移した。
人は見えないけれどポツポツと明かりがある。それは今日の月に負けないぐらい綺麗で。
zm｢そろそろ、近いうちに戦争が始まる気がする。｣
『あの軍人達の国とですか？』
zm｢確定とは言えんけど、多分。｣
『大丈夫です、隊長なら。』
zm｢…お前も、守るから。｣
そんなカッコイイこと言わないでくださいよ。
そう返して、どこか嬉しいその言葉だったけれど隊長の声色は少しだけ暗い。
少しらしくないけどな。そう思いつつも腕から下がったままの隊長の大きな手を、今はそっと握りしめた。
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☆mio☆(プロフ) - 応援しています！！！頑張って下さい。 (2019年3月11日 14時) (
レス) id: b33f5bcf6c (このIDを非表示/違反報告)
あすか(プロフ) - 私は作者様を応援します！ (2019年3月11日 7時) (レス) id: 68477f71e3 (このIDを非表示/違反報告)
リサ(プロフ) - 頑張ってください！ (2019年3月11日 1時) (レス) id: e8d1e397c4 (このIDを非表示/違反報告)
藍彩(プロフ) - 更新お疲れ様ですこれからも応援してます (2019年3月11日 1時) (レス) id: df9cf9fd49 (このIDを非表示/違反報告)
霞花(プロフ) - 更新お疲れ様です。四ツ谷さんはきちんとルールを守っていらっしゃるので、大丈夫だと思います。ですが、これからこの界隈として、もっとルールを作るべきかもしれませんね…。これからも頑張って下さい！ (2019年3月10日 22時) (レス) id: 137ea1b7de (このIDを非表示/違反報告)
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