さんじゅうはち。 ページ38
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医務室を訪れてみると、珍しい人が今日はいた。
『くられ先生。』
krr｢Aくんじゃないか。久々だね｣
『お久しぶりです。…あの、しんぺい神軍医は今いらっしゃいますかね？』
krr｢あぁ、だいぶ前にここを出たよ。もう少ししたら戻ってくるんじゃないかな？待ってても大丈夫だよ｣
『ありがとうございます。』
くられ先生とは学生からの知り合いだ。主に理科全般、というか理科しか教えてなかった覚えがある。
その理科の授業ですら危なかったおぼえあるけど。何度か授業で実験の手伝いをしたことがあったが理解する反面、割と冗談抜きで命が取られる状況にもなった。
今思い出すと懐かしい。
椅子の所に隊長を降ろして、しんぺい神軍医が何か子供の服を持っていたら借りよう。此処で待っとこうね、と声をかけると軽く頷いた。
きっとくられ先生が居るから声を出しにくいのだろう。安心させる様に頭を撫でていれば、興味を持ったくられ先生はこちらに近づいてくる。
krr｢その子の顔、どっかで見たことあるんだよね…｣
『あー…私の隊長です。よく分からないんですけどちっちゃくなってしまって』
krr｢へー、ちっちゃくなった？｣
『はい、何故か…』
krr｢…なるほど。まぁでもそういうのってちょっと様子見た方がいいんじゃない？多分しんぺい神君も同じこと言うと思う。｣
確信はないけど、と付け足してくられ先生はしゃがみ、隊長と目線を合わせた。…あ、子供との話し方わかってるなこの人。
いくつか質問してもいい？なんて聞けば、目線が合えばこちらのものと言うように隊長は強気になってええよ、と返す。そんな光景をじっと傍観していた。
krr｢パパとママは？｣
zm｢…殺した。俺を、黒いスーツ来たおじさん達の所に連れていこうとしたから。｣
krr｢そっか、なんでこのお城にいるかは分かるかな？｣
zm｢…わかんない。孤児院に居たから。でもそこも嫌いだったし｣
1度、隊長から昔のことについて聞かせてもらったことがある。…このことも知っている。だから驚くことでもなかった。…孤児院で友達が出来なかったのも理由だが、もうひとつはそこがあまりにも束縛し過ぎていたらしい。
…私に言ってくれたら隊長は、どんな気持ちだったのだろう。私は、ただの隊長の軍隊の副隊長というだけで、そこ以外は何も…。
これを思って何故か少し辛くなったのは気の所為だろうか。くられ先生と隊長が話す中、医務室の扉が開いた。
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☆mio☆(プロフ) - 応援しています！！！頑張って下さい。 (2019年3月11日 14時) (
レス) id: b33f5bcf6c (このIDを非表示/違反報告)
あすか(プロフ) - 私は作者様を応援します！ (2019年3月11日 7時) (レス) id: 68477f71e3 (このIDを非表示/違反報告)
リサ(プロフ) - 頑張ってください！ (2019年3月11日 1時) (レス) id: e8d1e397c4 (このIDを非表示/違反報告)
藍彩(プロフ) - 更新お疲れ様ですこれからも応援してます (2019年3月11日 1時) (レス) id: df9cf9fd49 (このIDを非表示/違反報告)
霞花(プロフ) - 更新お疲れ様です。四ツ谷さんはきちんとルールを守っていらっしゃるので、大丈夫だと思います。ですが、これからこの界隈として、もっとルールを作るべきかもしれませんね…。これからも頑張って下さい！ (2019年3月10日 22時) (レス) id: 137ea1b7de (このIDを非表示/違反報告)
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