さんじゅうなな。 ページ37
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gr｢いつの間にゾムとの隠し子なんて作ったんだ｣
『違います』
tn｢にしてもよう似とるわ〜…君のパパどこかな？｣
『あの、違います』
総統司令室に連れていくと、総統閣下とトントン書記長が居た。お邪魔するのもあれかと思ったが仕方がないと腹を括り、手を繋いでるこの隊長を前に出す。
身長が高く、威圧感のある怖い2人に見られたせいか隊長はこちらにくるっと振り向き、涙目でぎゅっと足元に抱きついてきた。
その瞬間に胸が締め付けられる感覚がする。やばいこれ普通にやばい。可愛い。
子供好きな自分からしたらこんなものは可愛いでしかなくて、頬が緩む。少し屈み、よっ、と声を出しながら抱っこしてあげると、抱きつき直してきた。
『怖がってますよ…流石に隊長もこの状況は怖いですって…』
tn｢あれ、泣かせてもうた!?ごめんなぁ、｣
gr｢うーん…じゃあ見た目7歳ぐらいに見えるが5歳ぐらいかもな。｣
まだ少し鼻を鳴らしている隊長の背中をとんとんと同じリズムで叩いてあげると少しずつ収まってきてくれる。
反省をしたのかまた真面目な顔付きになり、2人の方を向こうとしない隊長を見ながらそう言った。
…しかし、ほんとにそうかもしれない。最初見た時、先程も思ったが7.8歳程だと思っていた。けれどこの体重の軽さや怖い者が苦手な雰囲気を出されると総統閣下が言った通り、実年齢は5歳ぐらいか？
自分でずっと考えても答えは出てきてくれなくて、いっその事聞こうかと隊長に声をかけた。
『ゾムくん、年齢は？』
zm｢えっと、…5歳！｣
『そっか〜。良く数えられたね』
私の服に顔を埋めるのをやめ、五本指で丁寧に数え始めたと思ったらそう元気に言ってくれる。今の会話で大体が予想ついてしまったのか目の前のお二人は目を見開いて隊長を見ている。
少し狙われてるような気がして、きゅっと抱きしめる力を強くした。
gr｢ホンマにゾムなんか…｣
『そうです。』
tn｢はぇ〜こりゃまた…。…じゃあしんぺい神の所連れて行ってくれへん？彼奴も医者やしちっとは分かると思うから。｣
『分かりました。…お忙し中すいませんでした、失礼します。』
総統司令室を出てからふ、と息を吐く。そんな自分を見て疲れてるかと勘違いしたのか、A？と心配げに声をかけてくれる。
『…疲れてるわけじゃないから大丈夫だよ。』
zm｢ほんま？…無理は、せんでね｣
こういうところ、隊長だなぁ。まだ抱えたままのこの子の背中を少し撫でた。
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☆mio☆(プロフ) - 応援しています！！！頑張って下さい。 (2019年3月11日 14時) (
レス) id: b33f5bcf6c (このIDを非表示/違反報告)
あすか(プロフ) - 私は作者様を応援します！ (2019年3月11日 7時) (レス) id: 68477f71e3 (このIDを非表示/違反報告)
リサ(プロフ) - 頑張ってください！ (2019年3月11日 1時) (レス) id: e8d1e397c4 (このIDを非表示/違反報告)
藍彩(プロフ) - 更新お疲れ様ですこれからも応援してます (2019年3月11日 1時) (レス) id: df9cf9fd49 (このIDを非表示/違反報告)
霞花(プロフ) - 更新お疲れ様です。四ツ谷さんはきちんとルールを守っていらっしゃるので、大丈夫だと思います。ですが、これからこの界隈として、もっとルールを作るべきかもしれませんね…。これからも頑張って下さい！ (2019年3月10日 22時) (レス) id: 137ea1b7de (このIDを非表示/違反報告)
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