さんじゅうろく。 ページ36
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訓練が休みの今日の朝、まだ8時頃だろうか。
午前はゆっくりしておこうと思っていたのにそんなベッドの中、何か不思議な感覚がする。…何か、動いてる感じ。また隊長かな、と思い込んで寝惚けた脳で体をぐいっと無理矢理に起こした。
『隊長〜…？まーた天井から降りてきて…。』
zm｢っえ…｣
『………………ん、ん？』
可笑しい、隊長の姿が見えない。ぐるりと辺りを見回しても人が居ないのだ。…じゃあ、あのもぞもぞとした感触は？ふと、ベッドのシーツが動いた気がして下に視線を送る。
すると、ダボダボな緑色のパーカーを着た美青年、いや、美少年がそこに居た。所謂ショタと呼ばれる類に入ってもおかしくはない。
『…は。はっ!?』
zm｢姉ちゃん誰や…!?｣
『いや私が聞きたいんですけど…!?…というかこれ隊長のパーカーじゃ、』
まさか、と嫌な予感が脳を過る。
いやいや、そんなご都合展開あるはずないと思って、恐る恐る口を開いて聞いてみることに。
『君の名前は…？』
zm｢俺？俺はゾム！｣
『あぁ…だよね〜…。』
見た目7.8歳ほどに見えるこの隊長は、まぁなんとも可愛らしい元気のある笑顔を私に見せてくれる。隊長の笑顔とほぼ変わりないし似てるから隊長なのかな…。
自分に名乗らせたにも関わらず私が言わなかったことに少々の不満を持ったのか、姉ちゃんの名前は？と聞かれる。
名乗ったら返すのが礼儀か、と思い出したように微笑みながら言う。
『Aって言うの。…知ってる？』
zm｢んー、知らんけど俺Aのこと好きやで。｣
『…知らないのに好きなの？』
zm｢おん。本能が言っとる。｣
この年にしては珍しいキッパリした男の子。いや隊長かこれは。思考自体は隊長だ、確実にそうだと確信した。…にしてもこんなショタから好きだと言われると嬉しい。というか可愛い。
ダボダボとしたパーカーは腕を通しきれてはいなくて、何とか腕を捲ってあげる。
そうするとありがと！と無邪気に言うものだからまた胸に来るものがある。
『…んん、可愛いなぁ…。』
zm｢あ、でもA胸小さない？｣
『…小さい子はそんなこと気にしないの…。』
隊長とは言えどこんな小さい子にまでそれを言われるなんて思ってなくて、トゲを含むような言葉で返してみた。それが面白かったのかケラケラと笑い、ベッドからぴょんっと抜け出す。
…とりあえず準備を整えてから総統司令室まで連れていこう。
今日が訓練休養日で良かった…
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☆mio☆(プロフ) - 応援しています！！！頑張って下さい。 (2019年3月11日 14時) (
レス) id: b33f5bcf6c (このIDを非表示/違反報告)
あすか(プロフ) - 私は作者様を応援します！ (2019年3月11日 7時) (レス) id: 68477f71e3 (このIDを非表示/違反報告)
リサ(プロフ) - 頑張ってください！ (2019年3月11日 1時) (レス) id: e8d1e397c4 (このIDを非表示/違反報告)
藍彩(プロフ) - 更新お疲れ様ですこれからも応援してます (2019年3月11日 1時) (レス) id: df9cf9fd49 (このIDを非表示/違反報告)
霞花(プロフ) - 更新お疲れ様です。四ツ谷さんはきちんとルールを守っていらっしゃるので、大丈夫だと思います。ですが、これからこの界隈として、もっとルールを作るべきかもしれませんね…。これからも頑張って下さい！ (2019年3月10日 22時) (レス) id: 137ea1b7de (このIDを非表示/違反報告)
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