さん。 ページ3
.
gr｢やはり来たか…。お前以外の奴は了承しとるし幹部補佐でもいい、お前のような人材が欲しいんや。｣
『私が幹部になっても何も変わりません。トントン書記長様の書類はお手伝いさせて貰っていますしこの地位で満足させてもらっていますので。』
ぐぬ、そうか…。と私の強い意志に負けたのか引き下がる総統閣下。少し言いすぎたか、と焦って感じると慌てて頭を深く下げながら申し訳ございません、と謝る。
この風景は幹部様からされたら日常茶飯事。総統閣下は必ず私の事を勧誘してきては肩を落とす。
gr｢いいや、意思がない限りは相手の意見を尊重するから別にええ。ゾムが説得してくれれば最初はいけるかと思っとったけど。｣
zm｢認める訳にはいかないんだよなぁ｣
tn｢最初は入れることに賛成すんのかと全員想像してたけどな。｣
そう、先程も言った通り隊長は私のことを可愛い後輩？というか教え子のように接してくれている。(多分最初の出会いが原因)
毎日のように好き大好き愛してるなんて言われるがきっとそれもスキンシップに過ぎない。きっと。
そんな隊長は、この光景を見る度にこう口にするのだ。｢幹部になるのは絶対認めへん｣、と。
理由はよく知らなかった。庇ってくれているのかとばかり考えているがそれは違うらしく話を聞いてみることに。
zm｢えー…だって幹部とか変人だらけやん。あんな変人男集団の所に可愛いAを入れたらアイツらの目が猛獣に変わってまう…｣
tn｢否定しきれないからなんも言えん｣
はぁ、と書記長様と隊長は溜息を吐く。まぁまた今度勧誘するさ。入りたくなったらいつでも言ってくれと言われたがそんな日は絶対に来ないだろうと思いつつもはい、と返事をさせてもらった。
2人で総統司令室を出て、並んで歩く。…普通は私が後ろに居ないといけない立場だけれどそれを前にしたら隣で歩くようにお願いされてしまった。
…兵士は私を見て何か言いたげにしてるが隊長が居るためか陰口は言わない。まぁ当然の行為だろう、1人で戦争相手の王様の首を取ってきたあのゾム隊長だ。
はぁ、と溜息をつきそうになるけれどぐっと堪えると、いつの間にか隊長の方を向いてる手をとって握られる。
zm｢…堂々としとけよ。｣
『っ…はい。』
ぎゅっと握りしめられる手は少し力強くて、けれど頼もしい。
そのおかげか、今日は憂鬱な気持ちなんかではなくて、晴れ晴れとした気持ちで歩くことが出来た。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1130人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「wrwrd」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
☆mio☆(プロフ) - 応援しています！！！頑張って下さい。 (2019年3月11日 14時) (
レス) id: b33f5bcf6c (このIDを非表示/違反報告)
あすか(プロフ) - 私は作者様を応援します！ (2019年3月11日 7時) (レス) id: 68477f71e3 (このIDを非表示/違反報告)
リサ(プロフ) - 頑張ってください！ (2019年3月11日 1時) (レス) id: e8d1e397c4 (このIDを非表示/違反報告)
藍彩(プロフ) - 更新お疲れ様ですこれからも応援してます (2019年3月11日 1時) (レス) id: df9cf9fd49 (このIDを非表示/違反報告)
霞花(プロフ) - 更新お疲れ様です。四ツ谷さんはきちんとルールを守っていらっしゃるので、大丈夫だと思います。ですが、これからこの界隈として、もっとルールを作るべきかもしれませんね…。これからも頑張って下さい！ (2019年3月10日 22時) (レス) id: 137ea1b7de (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
