じゅうろく。 ページ16
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「最近見ないと思ってたら、幹部の方々から"直々に"頼まれた依頼をこなしに行ってたらしいですねぇ、副隊長さん？」
『…そうですが、何か問題が？』
「いやぁ、幸せモンだなぁと思いまして？色目使っていい子いい子されてるものに何を嬉しいと感じてんのか。」
私の周りで何かと言ってくるのは他の軍隊の一般兵士達。…やはり男尊女卑はまだ完全に無くなっていないらしい。男だったらどれだけ慕われの目を向けられていたのだろう。
女の姿でいるのがキツくなって、味噌汁を飲み切ってからそう言い返してやった。色目なんて、勿論そんなものは使っていない。使える訳もないのだ、あの幹部の方々に。
なんだか幹部の方まで馬鹿にされているような気がして頭にくる。けれどこの彼達にはそんな気はサラサラないのだろう。
周りの兵士もいい気味だと言うように私を見ている。完璧な国なんてあったものじゃないなと心の中で嘲笑ってやった。
『…それで？言いたいことはそれだけ？』
「いいやまだ言い足りないな。俺らからしたら副隊長さんが気に食わない他のなんでもないんだよ。女の癖に、兵士なんて気持ち悪ぃ。女は黙っときゃそれでいいのになぁ」
『いつからそんな考えが広まったのかしら。女だって強くなっていいはず』
「だからそれが気持ち悪ぃんだよ」
拉致があかないか。ご飯を胃に流し込んでご馳走様でした、と最後の言葉を言う。立ち上がって食器を持っていこうとすれば、逃げるつもりか？とまたウザったい絡みをしてきた。
…うるさいな。
『拉致が明かないから部屋に戻るだけ』
「ほぉ？じゃあ認めるんだな、色目を使って、あの最強と言われたゾム大佐が指揮する内密暗殺部隊の副隊長になったってことを。ゾム大佐にも呆れたな。」
『っ…!お前、もう1回その言葉』
zm｢へぇ、好き勝手言うとるやん｣
奥にいるメイドさんにお盆を渡して、部屋に戻ろうとした矢先にこれまた勝手なことを言われる。
それは流石に聞き逃すことなんて出来なくて、ズキズキと痛む足なんて気にせず思い切り振り向いて大声で言った瞬間。
自分の声に被せて言ってきた人物は、天井裏から降りてきた隊長だった。
その姿に、誰もが言葉を失う。
「ぞ、ぞぞ、ゾム、大佐…!?」
zm｢いやまぁ頑張ってたAがどうしても心配で来てみたら散々なことになっとるなぁ。何？お前らずっとこんなことやってんの？｣
ふは、と声は笑いながら言っている隊長の目は、笑っていなかった。
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☆mio☆(プロフ) - 応援しています！！！頑張って下さい。 (2019年3月11日 14時) (
レス) id: b33f5bcf6c (このIDを非表示/違反報告)
あすか(プロフ) - 私は作者様を応援します！ (2019年3月11日 7時) (レス) id: 68477f71e3 (このIDを非表示/違反報告)
リサ(プロフ) - 頑張ってください！ (2019年3月11日 1時) (レス) id: e8d1e397c4 (このIDを非表示/違反報告)
藍彩(プロフ) - 更新お疲れ様ですこれからも応援してます (2019年3月11日 1時) (レス) id: df9cf9fd49 (このIDを非表示/違反報告)
霞花(プロフ) - 更新お疲れ様です。四ツ谷さんはきちんとルールを守っていらっしゃるので、大丈夫だと思います。ですが、これからこの界隈として、もっとルールを作るべきかもしれませんね…。これからも頑張って下さい！ (2019年3月10日 22時) (レス) id: 137ea1b7de (このIDを非表示/違反報告)
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