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各隊の隊長はトントン書記長様の方まで運ばなければならない。トントン書記長様に取りに来させるなんてとてもではないけれど絶対に出来ない。
ただでさえ仕事が多い方だ。負担を減らすために各軍隊の会議にて決まったこと。
…ちなみに私は、副隊長という名も背負っている。表向きは1番隊隊長だけど。
トントン書記長様の部屋のドアが見えるが、ドアに引っ掛けられているホワイトボードに目を移す。
えーとなになに…。[総統司令室に居ます]か。じゃあそこまで行くしかない。隊長も訓練場で待たせてしまっているので早く行かねばと足の速度を早める。
…けど、あの総統閣下に会わねばならないのか。嫌いではない。寧ろ軍隊の兵として忠誠を誓った身だ。信頼はしているし頼りにもさせてもらっている。
けれど話す時は別だ。
総統司令室まで来ると、ノックを4回鳴らす。開いてるぞ、と総統閣下独特の低い声が聞こえてきて、失礼しますと中に入った。
tn「あぁ、Aだったんか。」
『すいません。トントン書記長様に書類をお届けしようかと思ったのですが、こちらにいらしてると書き置きがあったので。』
tn｢それはすまん。確かに受け取るな。｣
トントン書記長様は私からの書類を受け取って軽く目を通す。軽いチェックがその場で行われる為毎度の如くこれには緊張するばかりだ。
それにしても総統閣下からの視線が痛い。なるべくそちらは見ないようにして、トントン書記長様の方を見ていた。
tn｢見た限りは問題ないな。何かまた修正点とかあったら知らせるわ。｣
『ありがとうございます。』
gr｢…A、幹部になる気は｣
『毎回お言葉ですがありません。』
ほら、始まった。すぐに出ていけばよかったと後悔してしまう。
そう、この通り私は幹部になるように必ず勧誘をされる。最近なんか幹部補佐でいいなんて言い出してきた。そんなのほとんど幹部変わらないでしょなんて思っていたことは言えない。
そんな総統閣下に呆れ顔の書記長様。…正直のところ、幹部になる為には必ず本人の意思がないとなれない。
だからこうやって断り続けている。そして、もう1つ私が幹部になることを望んでいない人物がいた。
…それは、
zm｢遅いと思ったらまた勧誘されとんのか。俺は認めへんで。｣
『…私は断ってるんです。』
ダクトからよっと言いながら下りてくるゾム隊長。その拍子にフードが風でずれ落ち、茶髪と黄緑色の瞳を露わにした。
あれ、待たせすぎたか。
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☆mio☆(プロフ) - 応援しています！！！頑張って下さい。 (2019年3月11日 14時) (
レス) id: b33f5bcf6c (このIDを非表示/違反報告)
あすか(プロフ) - 私は作者様を応援します！ (2019年3月11日 7時) (レス) id: 68477f71e3 (このIDを非表示/違反報告)
リサ(プロフ) - 頑張ってください！ (2019年3月11日 1時) (レス) id: e8d1e397c4 (このIDを非表示/違反報告)
藍彩(プロフ) - 更新お疲れ様ですこれからも応援してます (2019年3月11日 1時) (レス) id: df9cf9fd49 (このIDを非表示/違反報告)
霞花(プロフ) - 更新お疲れ様です。四ツ谷さんはきちんとルールを守っていらっしゃるので、大丈夫だと思います。ですが、これからこの界隈として、もっとルールを作るべきかもしれませんね…。これからも頑張って下さい！ (2019年3月10日 22時) (レス) id: 137ea1b7de (このIDを非表示/違反報告)
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