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恵「A歩いても平気なの?」
『うん!痛くないしもう震えない!』
恵「よかったー。また怪我したらどうしようかと思ったよー。」
『心配してくれてありがとう。』
クラスマッチも終わって、今日は4人で帰ってきた。別れ道で柴崎と翔平とばいばいして、恵梨香と電車に揺られる。
恵「A今日も1人?」
『うん。』
恵「じゃあごはん食べに行っていい?」
『いーよ!スーパー寄って帰ろ!』
スーパーで食材を買って、ついでにお菓子やジュースも買って帰宅。ちゃちゃっと料理をして2人でいただきますと手を合わせた。
恵「では、ごはんを食べながら今日1日を振り返りましょうか!」
『またー?さっき散々振り返ったじゃん。』
恵「もう!そうじゃないよ!わかってるくせに。」
恵梨香は柴崎のことを言ってるんだと思う。
わかるけどさ、放っておいて欲しいよ。考えたって全然わからないんだから。
恵「がっちゃんと抱きしめあった感想は?」
『いい匂い?ちがうな。よくわかんないけど柴崎の匂いがした。』
恵「私がっちゃんの匂いわかんないからなんにもコメントできないや。笑」
柴崎の匂いは安心する香り。胸がキュって音を立てる匂いがするんだ。
恵「そろそろがっちゃんのこと好きって認める?」
『うーん、もちろん好きは好きなんだけどさ、それが恋なのかと言われるとよくわかんない。好きってなに?』
恵「私もわかんないんだよね。だって好きになったことないもん。」
私の親友は恋愛経験豊富なくせに全然頼りにならないらしい。
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作者名:Pin | 作成日時:2016年1月27日 23時