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いつものように椎名を駅まで送り届けて帰宅。
寮の扉を開けると丁度みんなが食堂に移動するところだった。






「岳今日晩飯当番だよ。」


岳「あ、そーだった。」





自室に荷物を放り投げて食堂へ向かう。列を作るみんなにごはんをよそって渡しているとニヤニヤした翔平が俺の前に立った。







翔「帰って来るの遅かったな。」


岳「.....椎名と勉強してた。」


翔「ふーん。飯食い終わったら俺の部屋集合な。」






ニヤニヤしたまま去っていく翔平。これ根掘り葉掘り聞かれるやつだ。行くのやめよ。








ーーーーーーーーーーーーー...........








飯を食い終わって自室のベッドにダイブ。うつ伏せのまま枕に顔を埋めた。




思い出すのはさっきの出来事。







岳「....何言ってんだろ俺、」





もっと早く出会ってればとか意味わかんないよね。守ってやるとか全然意味わかんないよね。




でも椎名が泣いてるのを見たら言葉が出てきて勝手に口が動いて.......







岳「......しかも最後のあれ、ずるいでしょ、」






普段はツンツンしてるくせに急に甘えてくるなんてずるい。




そんなのドキドキしないわけがない。







翔「岳!部屋来いって言ったじゃん!」





ガチャっとドアの開く音がしたかと思えば頭の上から降ってくる聞き慣れた声。







岳「絶対来ると思った。」


翔「そりゃ、聞きたいことが山程ありますからね。」





チラリと顔を上げると翔平は椅子に跨って背もたれに顎を乗せた。







翔「Aとなにしてたの?」


岳「だから勉強だって。」


翔「2人で?」


岳「うん。」


翔「ふーん。で?なにがあったの?」






ニヤニヤと俺を見る翔平。うぜー。






岳「なにもないよ。」


翔「へー、俺に隠し事するんだ?みんなにあることないこと言いふらしてもいいんだよ?」


岳「.....。」






こいつ、ほんとうざいな。笑





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設定タグ:柴崎岳 , サッカー   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:Pin | 作成日時:2016年1月27日 23時

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