【文スト】トリップしたら作之助さんに愛されました【男主】

魔術が二十四 ページ25

死「落ち着け、落ち着くんだ自分。そうだね、取り合えず状況を整理しようか…」

『ｼﾞｨ………』

死「うん。絶対絶命だね…何故逃げなかった自分………！！！」

太「ねえ君、前河川敷で………」

死「…逢髪の君か。その通り、未だ名乗ってなかったかな………死人斬アレク。死と人と画数が多い方の斬るで死人斬。下の漢字はない。片仮名だよ」

太「あ、うん私は太宰治だよ」


あ、怖じ気づいたね。僕にはわかるぞ！
………え？違う？聞いてないから。

あー、違う違う。この人太宰治ね。覚えよ。


死「琥珀の人とヘアピンの君と麗人の君の名前は？」

国「………国木田独歩だ」

谷「谷崎潤一郎だよ。そンでこっちが…」

ナ「妹のナオミですわ！」


国木田独歩、谷崎潤一郎、その妹のナオミ…
うん。おぼえた。


太「ところでアレク君…前も思ったけど、その服………何？」

死「僕の戦闘装束の一つ。格好いいだろ」

敦「………一体何円で買えたんですか」


えーこれ作り物だよ？異能力の自家製だよ？


死「秘密。………で？何か他に質問は？」

太「………君、瞬間移動の異能持ってるよね？」

死「？…確かに異能はあるけど、瞬間移動じゃなくてバリバリの戦闘系だよ？いや、できるけど！」

国「なっ！？」


そんなに驚くか！？

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