バレーボールから逃げきれない。【影山飛雄】

ネコマコワイ ページ36

『え"

音駒高校のマネージャー…ですか』



清水「うん、ドリンク運んだりビブス集めたりとかだから特殊なことはしないと思うんだけど…」




申し訳なさそうに清水先輩が眉を下げる



梟谷グループのマネージャーは


梟谷高校 ２人

森然・生川高校 ともに１人

音駒高校 ０人


そして烏野高校 ３人で



烏野から引き抜かれるべきなのは一目瞭然だった




清水「仁花ちゃんはほんとに初心者だけど
Aちゃんならバレーボール用語とか用品の名前はわかるし、Aちゃんにお願いしたいの」




だめかな？なんて美女に首を傾けられたら
OKするしかない。


まあ先輩は仁花を育てなきゃだろうし

マネージャーの雑務は仮入部中にだいたい覚えた



でもな…





『烏野高校一年の菫川Aです
よろしくお願いします』


黒尾「いやありがとね！引き受けてくれて！
俺は主将の黒尾鉄朗、よろしく」





ネコマって、怖いとこじゃん…！？


トサカのひと主将だったんだ…

モヒカンのひとはエースらしいし


セッターとか金髪じゃん


向こうの方にいるでっかい…外国人かな
大きすぎんだけど…！




夜久「ほんとありがとな！
俺はリベロの夜久衛輔
わかんないことあったら遠慮せずにきけよ！

あと黒尾、あんま怖がらすなよ」


黒尾「怖がらしてないよ！！」


夜久「女の子からしたらお前はいるだけでこえーんだよ」




あ、このひとは優しそう…


背は私のほうがちょっと高いけど
同じくらいの身長だし

何より笑顔がステキだ



よかった、安心した

用事がないときはだいたい夜久さんの側にいれば___





夜久「おいリエーフ！！！
お前は休憩じゃねえぞ！！！
さっきの試合のレシーブくそだったからな…おらレシーブ！！！」


灰羽「夜久さん！？
腕千切れちゃいますよ〜！！」


夜久「ちぎれん！！」





…前言撤回



タスケテ影山…！！

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