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捕らわれた視線 ページ7
思わずポロリと溢れた言葉が
どれほど酷いものかはすぐに認識したけど
謝るより早く照史が反応した。
照史「…せやな、でもこれでもう関係なくないやろ。」
そう言って私の頭に右手を回すと
強引に引き寄せキスをした。
A「んんっ…」
私が目を閉じるどころか
照史も私を見つめたまま
左手も私の顔に添え
照史の舌が入ってくる。
頭が痺れるような感覚に
目を閉じそうになったその時
照史のスマホが鳴った。
照史「タクシーきたから行くわ。お茶ごちそうさん。」
何事もなかったように
ちゃんと鍵かけるんやで
と言って帰っていく照史を
混乱したままの頭で見送ったけど
照史が帰っても
触れられた頭と唇には
いつまでもその感覚が残っていた。
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作者名：たんかん | 作成日時：2017年2月23日 19時
