手のひらの幸せ(A.K) (ページ2)

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祝福の再会ページ2

A「ねぇねぇ、照史に会うのいつぶり？久しぶりだよね～」

ユウミ「Aは1年ぶりくらいちゃう？」

ヒロキ「俺らはあっちに遊びに行ったもんな」

ユウミ「Aこそあっちで会ってないん？仕事でたまに行ってるんやろ？」

A「さすがに2人では会ってないよ、彼に悪いし…。」

ヒロキ「大事にしてんな～。偉い偉い！」

A「もぅ、やめてよ！今日は私の話はいいの！」

待ち合わせはお決まりの居酒屋

友達夫婦と照史と私

2人の結婚式で出会った私たち

二次会の余興中に酔っ払って号泣する照史にハンカチを貸したのが始まりだった。

それ以来、照史が東京に行くまで月に1回のペースで飲んだり遊んだりしてた。

照史が東京に行ってからも照史が帰省した時に短時間でも集まるようにしている。

私にはもう6年付き合っている恋人がいるから、照史と2人きりで会うことはないけど

こうやって4人で集まる時間が大好きで、意地っ張りな私も素直に大切だと思える瞬間だった。

照史「遅なってごめんー！」

ヒロキ「おぉ！お疲れ！」

ユウミ「久しぶり～！」

八の字眉毛なのにニカッと笑って登場する照史。

あぁ、照史だ…

照史「A！久しぶりやんな～！！」

A「うん、久しぶり」

自然と交わされるハイタッチ。

あぁ、懐かしい。本当に照史がいる。

私の隣に座るなり鞄をゴソゴソし始めると

照史「ほいっ、お土産やで～」

そう言って友達夫婦と私にそれぞれ大小のスイーツらしき箱を渡す。

ヒロキ「サンキュー！いっつも気を遣わんでええのになぁ。」

ユウミ「照史のお土産いつも美味しから嬉しいわ！ヒルナンデス出てるおかげやな(笑)」

ヒロキ「言ったるなよ！(笑)あれ、Aのは違うやつやんな？」

照史「ヒルナンデス様様やろ！(笑)Aのんはお土産ってか、プレゼント。」

A「え？」

照史「え？ちゃうわ！こないだ誕生日やったやろ？おめでとう！」