45話 ページ46
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「本当に上手いか?」
「ぁ当たり前ですよ……!」
「そうか」
カタリと紅茶のお皿を置く。
実は真横に座っているのだが.....ため息をつく音がした。
「どうしまし......」
「お前だけだぜ...俺の料理上手い。
なんて.....最高に嬉しいぜ」
アーサーの緑色した綺麗すぎる目は
どこか寂しそうで昔を懐かしむような
そんな澄んだ瞳だった。
「へ.......」
とフランシスが目をつむり笑う。
珍しき純情な感想を述べたアーサーはどこか可笑しかった。
「ありがとなA」
アルフレッドとマシューは目の前の風景を見て、愛し合う二人を思い出した。
「そんなことないです。本当に
「紅茶も飲めよ!ははは」
「はい。ありがとうございます__sir」
これが精一杯のお礼だった。
「……」
アルフレッドは今のAと初めて会った日を思い出す。
イギリスと話をしているAはまるで
自分と初めて会った時のまんまだ。
__彼女は微笑んだ。困ったように。
少し.....寂しそうに。__
今は落ち着いたような、幸せのような
畏れているような....そんな顔をしている。
「あのもう一つ手作りのやつがあるんだが
コレ食うか?」
「「「〜〜〜〜〜〜〜〜〜!?」」」
noooooooooooo!!!!
神様。
今
だ
け
は
。
家
族
で
い
さ
せ
て
く
だ
さ
い
。
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作者名:ミクロ | 作成日時:2017年2月28日 22時