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25話 ひさしぶり ページ26

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そして挨拶に、彼は手を握ってくれた







「....そうか俺はアーサー・カークランド、イギリスだ。よろしくな!」

「はい。.......」





辛いな。やっぱり。
涙が出そうだよ....100年ぶりの笑顔を見た






「…………」

「あ!やべーぞアメリカ!」

「え?なんだい....ぁ急ごう!直ぐに終わらせるからねA!」

「やっぱどんな仲なんだよ......!!!」






そう行って2人は走って行った。
時計はぴったり10時だ。
多忙になってしまったね。

つい暗い顔をしてしまった。アルフレッドの顔を見たら心配していたようにも見えた。
なんでこうなるのかな....いつも
自分は馬鹿だ。そう思う。



会いたくなかったのに....な。








「…………ぅぅ」


すこし泣いても良いよね。
とっても嬉しかった。頭の中で先ほどの光景がフラッシュバックする。






「元気そうだね.......」






実際彼はそうでもないらしい。
なぜなら今年はアメリカ独立記念日だからだ

扉に寄りかかり静かになった広すぎる部屋を眺めた。立派な壁、立派なテーブルに椅子






「.....大国になったね」







そう、言ってあげたかった。

もう100年も前なのにこうやって思い出せてしまうのは長く生きたからだと思う。
記憶は何百、身体は20年ほど。

変な感じだね。
自分が、きもちわるい



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作者名:ミクロ | 作成日時:2017年2月28日 22時

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