I miss you ＿

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２３話ページ24

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「帰りたくない.....」

まず船に乗りたくない。
そんなことを考えて、ゴージャスといえよう
装飾施された部屋に一人でいた。

「.........」

チクタクチクタクと時計の針の音。
船酔いして金髪ほしいだなんて
バカなことを言ってしまった。

金髪はブロンズの髪を表す。
どちらかと言えば白に近い色をしているが劣性であり、黒やブラウンの髪を持つ者の方が優ってしまう。
そのために純粋な金髪を持つ人は少なくなっているんだとか。

「黒いな....」

こちらの人に真っ黒..
というより茶髪の方が多い。

「♪ん～ん～んん.ん～ん～んん.....」

「ＨＥＹ!!」

「わぁ！.....アル...さんか、ビックリしましたよ。あれ会議は」

驚いて全身に鳥肌がたった。
ドアが一気に開いた。

「sorry!まだ皆んな来ないみたいでね、一緒にいてもいいかい？」

「どうぞ」

パタンとドアが閉じられたが
わざとなのだろうか。すこしの隙間が開いていた。

「何してたんだい？」

「暇してましたのですこし絵を....」

「見ても？」

恥ずかしいのか両手で紙を押さえつけていた

「う.....ん。ごめんなさい」

折りたたんでしまった。
何が描いてあったのか気になってしょうがないじゃないか！

椅子に腰掛ける。

「今日はどんなお国の方々が来るんですか？やはりヨーロッパ中心ですか？」

「ああ！でも中国もいるんだぞ！フランスとロシアと中国と俺と......イギリス！」

イギリス.......。

「中国さんもなんですね、同じ東洋人として是非お目にかかりたい.....」

英国の彼には
会いたくない。見たくない。

「会議が終わったら紹介するよ！何も起こらなければね」

「ありがとうございます」

時間は平気なのだろうか。
時計が気になってしまう

「ずっと気になっていたのですが、あの花はなんて....」

扉のすぐ近くに白い小さな花。
先程からすこし気になっていた。

「カスミソウだね！小さくて可愛いじゃないか！」

「そうですね....可愛いですね」

即答とはすごい。

「.......」

「どうかしたかい？」

「先程から扉の向こうが気になって」

気のせいかな。
話声が聞こえる気がする

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