Believe －ダレモシンジナイ－ Part.2【名前変換】 (ページ11)

今日:17 hit、昨日:0 hit、合計:330,285 hit

■Story.61 ページ11

＊

＊

＊

芽衣「A、体調大丈夫?」

あ「大丈夫、ただのサボりだから。」

・

翌日の学校はちゃんと彼女がいた。

未だ学校を休んだ時の出来事は謎。

・

・

涼介「転校生と距離は縮まったの?」

・

・

廊下から彼女の姿を見ていると涼介がいつ間にか隣にいて。

同時に、彼女と視線が合いそうになったので背を向けた。

・

・

涼介「ｱﾄﾞくらい聞いたんだよね?」

・

・

裕翔「いや、まだ……かな。」

涼介「ダメじゃん。」

裕翔「そんなストレートに言わないでよ。」

涼介「いや、言うよ。男だったら待ってないで行動!」

・

・

裕翔「…………いや、行動してるから。」

・

・

アド聞くなんかよりずっとすごいこと。

そんな段階飛ばして、“好き”って言っちゃったんだから。

・

・

距離を縮めたくたって、縮まった。

そう思えるのは本当にひと時、一瞬。

・

・

より近づこうとすると突き放される、拒絶される。

はっきりと俺と彼女の間に線が引かれるんだ。

・

ここからは入ってこないで。

そんな感じで。

・

・

助けてあげたいのに助けてあげられない。

・

・

涼介「落ち込んでたら誰かに取られちゃうよ?」

裕翔「分かってるよ……でも、

どう行動していいか分かんないの。」

＊

＊

＊