ごめん:TO リク◎ ページ7
※このお話は私の他作品 だらしない彼女と神経質な彼 のifの物語です。
『と、みながさ...』
ト「...ごめん」
『富永さん、落ち着いて下さい...まだ戻れます...』
ト「ごめん...」
『富永さん...お願いっ...』
ト「っ、ごめん!」
どこで間違えたのか分からない。
カンタが泊まりがけの仕事だから久しぶりに飲みに行こうと声を掛けて、ベロベロに酔った事だし近くのビジネスホテルに泊まろうとホテルに入ると空室が1部屋だと言われ、別にいいっすよ?って言うAに甘えて同じ部屋に入った。どうせだから飲み直そうぜってお酒を大量に買って、気付けば距離が近くて、俺を見上げる顔が不覚にも可愛くて...キスをした。目を見開いたAの顔を見てられなくて、ベッドに押し倒した所から冒頭に繋がる。
頭では分かってる。今からやる事は相方と1番慕ってくれてる後輩の心を潰そうとしてる行為だって。なのに1度気付いた気持ちに蓋は出来ない。
俺の手は迷いなく彼女の服を剥ぎ取り、怯える顔のAを見下ろしていた。
『と、とみ、ながさん...辞めてください...』
ト「ごめん俺...ほんとごめん...ごめんな...」
『とみ、っ!?』
彼女の口を自分の唇で塞ぎ、柔らかい肌を手のひらで感じる。恐怖で全身に鳥肌が立ってるのが余計に俺の心を黒くさせて、蹴り飛ばしてでも拒否しないAに腹を立てた。
ト「...無理やり逃げねぇってことは良いんだな?」
『ちが、とみながさ...許して...ごめんなさい...』
ト「泣くなよ、頼むから...俺の事嫌いになってくれ...」
『無理です...富永さんは大好きな先輩です...』
ト「生でお前のこと犯 そうとしてんだぞ」
『話しましょう...?まだ間に合いますからっ...』
ト「もう無理だよ...」
カチャカチャとベルトを外すと、彼女の表情は絶望に変わり身体の力が抜けた。いつの日にか見たAが襲われてる隠しカメラの映像に映る主役の女の子に良く似た光景が目の前に広がってる。
ああ、俺今からこいつのこと粉々にぶっ壊すんだな...
ト「なぁ、俺の事嫌いって言って?」
『...好きです富永さん。私が弱いのが悪いんです。』
いつものAからは考えられないほどの弱々しい声と、相変わらずの包容力にムカついて、自分が情けなくて、自制心が効かなくて...気付けば俺は腰を振ってた。
俺に抱かれる彼女はぎゅっと目をつぶり、一言も声を漏らさず唇を噛んでいた。
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ぴあ(プロフ) - 海月さん» いつもありがとう海月 (2020年3月11日 8時) (レス) id: 84b390d948 (このIDを非表示/違反報告)
ぴあ(プロフ) - Lizさん» ありがとうございます!読み返して頂けるのは本当に作者としてありがたい限りです。 (2020年3月11日 8時) (レス) id: 84b390d948 (このIDを非表示/違反報告)
ぴあ(プロフ) - 時雨さん» 占ツクでもTwitterでもありがとうございます。 (2020年3月11日 8時) (レス) id: 84b390d948 (このIDを非表示/違反報告)
ぴあ(プロフ) - 珊瑚樹茄子さん» いつもいつも心温まるコメントを頂けて本当に糧になりました。ありがとうございます! (2020年3月11日 8時) (レス) id: 84b390d948 (このIDを非表示/違反報告)
ぴあ(プロフ) - なぁさん» ありがとうございます。今後ともよろしくお願いします! (2020年3月11日 8時) (レス) id: 84b390d948 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぴあ | 作成日時:2019年5月29日 13時