【呪術廻戦】転生者の救済のしわ寄せがこっちに来ているんだが。

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「目、開けてみなさい。」
「...わあ！これが色...！兄上はそんな見目をしていたのですね！」
「糸環くん、僕が鈴蘭だよ。僕の顔も覚えてね。」
「うん！覚えるよ!!」



あ、メロンパン君顔覗き込んじゃダメだよこれ。



「あれ、教主様？どうかなさいまっ!?糸環くん、その目!!」
「マジか...蛇の眼...うん。糸環、眼の制御頑張ろうね。」

うーん、四眼で詳細が見えるから天与呪縛だ!!

うわ、パッシブで魅了(呪霊)は酷い。さてはメロンパン、これにやられたか。(名推理)



産まれながらに魅入られてるとか。弟よ、お前は前世で一体何をした。業が深い、いや、逆に魅入られていても死んでないから徳が高いのか？残念ですが、貴方も今日から生きる特級呪物です。


「もう1回目閉じてね。その眼をどうにか誤魔化すから。」


全く世話が焼ける...まあ可愛い弟だからいいか。緑の眼はそのままで瞳孔を蛇の縦長から人間の丸いものにする。見た目だけなら何とか誤魔化せるみたい。良心設計ってヤツ？

「あ、ただの緑目に戻った。」
「君のそれも治そうか？」
「できるんですか？」
「できるよ。君の正体も知ってる。」
「「え」」
「糸環も知ってた感じ？」

お??転生者か???
もう懲り懲りだぞ。

「別に隠してた訳じゃないんだよ!?
でも呪霊って言っても兄上が信じてくれるか分かんなかったから...」
「あれ??水仙慈の屋敷の奴は術式で殺したんだけど、感知できなかった？」
「そうじゃなくて！人間の中に呪霊が入ってるってことです!!あと僕は本人から教えて貰いました！」

どうやら転生者じゃないらしい。よかった。

「待って下さい。一応言っておきますと、これは治さなくていいです。」
「いいの？さっき会ったお母さん悲しんでたじゃん？」
「またこの体捨てる時にわざわざ切るの面倒なんで。」
「あっそっか。うん、呪霊だもんね。」

倫理観の欠如!!道徳の教科書プリーズ!!

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