渚のCANDY-女子高生の密談-2

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冷蔵庫の中のジュースと棚の中のお菓子を持てるだけ持っていく

キッチンから見えるリビングで親しげに話す横子と関西弁の年上の男性


私の好みじゃないわね、と横子の部屋に戻る


倉「ただいまー、休憩しよ」

安「倉子、しっ

…錦子寝ちゃったの」


横子のソファですやすやと眠る錦子


倉「錦子は寝かせてあげる？」

安「そうしてあげてくれる？

錦子、塾に通い始めるのに毎日すっごく勉強してるのよ」


寝ている錦子を起こさないように静かにしゃべりながらお菓子をつまむ


村「錦子も大変ねぇ、受験だからって」

丸「そういう村子はどうするの？」

村「うーん…」


安「倉子は短大だっけ」

倉「うん

安子と丸子は同じ大学でしょ」

丸「そうよ」

安「丸子はもうちょっと勉強頑張らなくちゃね」


苦笑いしながら安子が言う


村「まぁ私も手堅いところを受験するんじゃないかなぁ」

倉「村子は現実的だもんね

…好きになる相手もそうなればいいんだけど笑」

村「どういうことよ」

倉「あはは…」


安「すば子は？」

す「…私は、歌を、うたってみたい」


それって、歌手になるってこと…？


す「一緒に、歌いたいなっていう人を見つけて…「すば子」村


村子がすば子の話を遮り目を見て首を横に振る


しゃべるな、って意味かしら

きっと村子は知ってたのね、たぶん横子も


倉「…ま、みんな頑張りましょ

勉強再開よ」


なんとなく嫌な雰囲気に包まれる中錦子はぐっすり眠ってるみたいで安心した

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