渚のCANDY-女子高生の密談-2

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グダグダ進むミスコン

グランプリの発表はもうすでに終わったっていうのに

なんでこうなのかしら

最後の文化祭ぐらい、一瞬でもみんなと居られたらいいのに


「それでは見事三年連続グランプリに輝いた横峯さんに最後のコメントをいただきましょう！」


司会がそう言い、マイクを手渡される

はやく終わらせようとマイクの電源をオンにして客席のほうへ顔をあげる


横「え…と。みなさんありがとうございました

来年からはまた新しいグランプリが生まれると思うので楽しみにしててください」


「横峯さん、ありがとうございました！

ではこれでミスコンテストを終了します。皆さんお疲れさまでした」


司会の言葉を合図に出演者が退場を促される


ﾕｶ「横子、おめでと。さすがだね」


隣に立つユカがささやく


横「ありがと

…まだクラスのほうの劇に出なくちゃいけないの」

ﾕｶ「大変ね、頑張って」


ユカに肩をたたかれステージから一歩降りようとしたときだった



『横子…っ‼』


ステージを取り囲む客席のさらに向こうから懐かしい声が私の名前を呼ぶのが聞こえたのは

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