事故死したらバレー最強になってしまった件について2

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Aside





『お前が惚れるのも分かる。そうだよな…お前とは付き合い長かったもんな』






「…は？ちょっ！お前何言ってんだ」








(こんな完璧な容姿のやつにだったら男女構わず惚れるさ。光来…お前は全然恥ずべき事をしていないんだ。)







今の俺は新田真剣佑さんみたいなもんだろう？

いや佐藤健さんみたいな？？感じかなぁ？

※彼は調子に乗っています。









『大丈夫！お前の気持ちはよーくわかったぞ』






俺は数歩光来に近づいた。









『…俺さ、気になってる人がいるんだ。お前の気持ちには答えられん』









(本屋で会った別嬪さん。心当たりはあるが初日に話しかけたら初めましてって言われた彼女が忘れられない…)









俺は光来に精一杯の誠意を。頭を下げた。









『お前とはこれからも最高のライバルであり続けたいと思ってるんだ。…駄目かな？』









「っ！…別にこれからもお前は俺の目標に変わりない」








光来が拳を俺に向ける。







俺はその拳に自分の拳を合わせた。








それだけで、彼は嬉しそうな…泣きそうな顔をしていた。





「…でも諦めねぇよ。お前が振られる可能性もあるしな」








『はは、それはねぇよ(笑)』








「なっ！わかんねぇだろ！！」









俺は光来が電車に乗るのを見送った。







「…なぁA」





『うん？』





「どうやったらお前は俺をみる？」







真剣な眼差しが俺を貫く。









『お前が活躍したら見るけど…』





(テレビとかで)






「…わかった。じゃあな！！」








そう言って電車に乗る光来を見えなくなるまで見送った。

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