検索窓
今日:2 hit、昨日:6 hit、合計:447,174 hit

36 ページ39

Aside








俺が人と鬼の間に生まれたこと。




鱗滝とは契約の下、鬼殺隊に入ったこと。









「……でも鬼は驚異の再生力持つはず。どうしてAの腕は生えないんでしょうか?」




左近次が答えてくれた。







「Aの義手は陽光山で採れた鋼で作られていて、強制的に再生を止めている」








『…俺の血鬼術で、緩和している部分もあるがな」








「Aはどんな血鬼術が使えるの?」





『…存在を消す。これは自分にも人にも鬼にも使える。でも細かい作業は自分にしか出来ない。

この術で自分の鬼の匂いを消したり、腕の鬼の細胞を消した。』









「……やっぱりすごいなぁ、Aは」






(……言いたい事はそこじゃ無いだろ、炭治郎)







『…鬼だぞ俺は。お前の家族を殺した鬼と同族だ、憎くは無いのか?』



「全然」







びっくり。即答かよ







「禰豆子は人を喰わないんだ。そんな鬼がいるって俺は知ってるから。…一緒の暮らしたあの日の事も忘れてまで怒りが勝つ事なんで無いよ。」









炭治郎は俺の頬を撫でた。





「俺にとってAはずっと前から大切な存在だから」







左近次からも炭治郎と同じ感情が俺に伝わった。









(…こんなに優しい奴らに出会えて俺は幸せ者だなぁ)




俺はつくづく恵まれてると思う。









炭治郎が修行が終わって試験に合格するまでは俺もあまり離れずこの周辺の鬼を狩ることにした。









次の日、俺は狭霧山の山頂に登った。






ある場所にきた。



そこには何も埋まっていない。




数年前に試験で合格出来ず帰ってこなかった子達のために俺が作ったお墓だ。








『…錆兎、しばらく帰ってこれなくてごめんな、ただいま。どうか炭治郎を守ってくれ俺の大切な…家族なんだ。』





返事は帰ってこない。









けど暖かな風が俺を包んだ…そんな気がした。

この小説の続きへ→←35



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (210 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
440人がお気に入り
設定タグ:鬼滅の刃 , 男主 , 最強
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

らいむ(プロフ) - 鬼滅隊ではなく鬼殺隊ですよ!あと雷柱ではなく鳴柱です! (2020年4月25日 9時) (レス) id: e597277fe0 (このIDを非表示/違反報告)
ミカゲオレンジジュース推し(?(プロフ) - 真の呼吸てなんかかっこいいですね!w技名?どんな感じになるか楽しみです(●´艸`●)ニヒヒ♪ (2019年5月19日 16時) (レス) id: fbd7400c3b (このIDを非表示/違反報告)
ジルア(プロフ) - オレンジジュース()さん» ありがとうございますm(_ _)mこう言ったコメントを貰うと励みになります!!これからも出来る限り更新していけるように頑張ります! (2019年5月14日 19時) (レス) id: b098c84efb (このIDを非表示/違反報告)
オレンジジュース() - ワタシアナタの作品ダイスキなのでこれからも頑張って下さいガンバァ━━━(`・д・´)ノ━━━!!!! (2019年5月14日 12時) (レス) id: fbd7400c3b (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ジルア | 作成日時:2019年5月1日 19時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。