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Aside






無事うどん屋に着いた。



突然だが実は俺、うどんが大好きなのだ。






全然食が進まない無一郎。






(…うどん嫌いなのか?)


もう俺は4杯目に行こうというのにまだ無一郎のうどんは一杯目で半分も食べてない。






『うどん苦手か?』





キッと睨まれた。



「なんであんたとうどん食べないといけないのかな。俺は忙しいんだ」






立ち去ろうとする彼を止めた。




『まあまあ、昼間は鬼はでない。君の鎹鴉からも連絡が無いんだから今ぐらいいいじゃないか』








渋々無一郎は席に戻る。





仮面が邪魔なので目元だけ隠せる物に変えた。








無事食べ終わり、店に出た。







「…じゃあね、また会うことになっても覚えてないと思うけど」





俺に背を向け歩き出した無一郎の今度は肩を掴む。






「…何」


結構マジな顔で睨まれる。






『情報収集するにはまずは住民から聞くのが一番だと思うんだ!』





俺は彼の手を握り町を走った。






「!?ちょっ!」



『ははは!たまには町をじっくり観察するのも良いな!』







それからは俺たちは親睦と言う名のもと、屋台で飯を食ったり、服屋に行ったり、色んな屋台を歩き回った。







『!それ当たりだぞ、無一郎!やったな!!』


「……」






『凄く上手いな、あの琴の人!』


「…うん」






『小腹空いたろ、何食べたい?』


「……金平糖」







さっき買った金平糖を口に運びながら後ろを歩く無一郎の方に振り返った。





『楽しかったなぁ、また一緒に来ような無一郎』







そう言うと無一郎は止まった。









「……なんでそんなに俺に構うの」



じっと俺を見つめてくる。






(え、そんなの)


『一緒に居たかったから。理由はそれだけだ』









その時、鎹鴉から通達が来た。




鬼が出たらしい。








俺と無一郎が各自呼ばれた場所は逆方向だった。





『今日は付き合ってくれてありがとうな』




俺は無一郎に髪を縛るためのゴムを渡した。



(…使ってくれたら嬉しいな)









『忘れてるだろうし一応言っとくけど俺の名前はA。じゃまたな!』








そう言い残し、俺は鬼の元に向かった。









「…Aか。」






ボソッと誰にも聞こえないぐらいの声で


「……覚えちゃったじゃん」

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らいむ(プロフ) - 鬼滅隊ではなく鬼殺隊ですよ!あと雷柱ではなく鳴柱です! (2020年4月25日 9時) (レス) id: e597277fe0 (このIDを非表示/違反報告)
ミカゲオレンジジュース推し(?(プロフ) - 真の呼吸てなんかかっこいいですね!w技名?どんな感じになるか楽しみです(●´艸`●)ニヒヒ♪ (2019年5月19日 16時) (レス) id: fbd7400c3b (このIDを非表示/違反報告)
ジルア(プロフ) - オレンジジュース()さん» ありがとうございますm(_ _)mこう言ったコメントを貰うと励みになります!!これからも出来る限り更新していけるように頑張ります! (2019年5月14日 19時) (レス) id: b098c84efb (このIDを非表示/違反報告)
オレンジジュース() - ワタシアナタの作品ダイスキなのでこれからも頑張って下さいガンバァ━━━(`・д・´)ノ━━━!!!! (2019年5月14日 12時) (レス) id: fbd7400c3b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ジルア | 作成日時:2019年5月1日 19時

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