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Aside





(……あぁ、やばい意識が飛ぶ。)









鬼舞辻が俺から目を逸らし背を向けた直後





「さて、早めにこの領地の鬼を作らなくては…」









ピクッと俺の体が反応した。







(鬼を増やす?人間を殺すのか?無罪の人間を?)







苛立ちが増していく。





(こんな奴がいるから父さんも…錆兎達も死んだ。殺される理由がない優しい者達が!!)









その時







ーーー自分の中で何かがプツンと切れる音がした。









ーー体が熱い。





体の血が覚醒しているのがわかる。









『……どこ見てるんだ』








俺は奴の頭を引きちぎった。







(…なぜ俺の体があそこにある?)






切断された体は元に戻り、






牙が生え、腕が生え、更に体にはカエデのような模様が浮き出ていた。









「はははは!貴様、やはり鬼なのか!」





俺は奴の頭を握り潰した。








『……しまった。刃で斬れば良かった。』








すぐに鬼無辻の体から頭が再生される。









「…貴様の生体に興味が出た。名前を聞いてやる」









『……お前に名乗る名は無い』








俺は飛ばされていた刀を拾い上げ奴に刃を向けた。









ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



あれからどのぐらい戦ったのだろう。









俺が鬼に覚醒してからずっと泥試合。









斬られては再生しの繰り返し。









(…もうすぐ日が差す)







鬼舞辻無惨も察している様でさっきより動きが単純になっていた。







「っこのままでは貴様も干からびるぞ」








『…だからどうした俺はずっとこれを待っていたんだ。』









日が当たり始める。









鬼舞辻は山陰に身を隠し逃げていく。









…俺は山陰に隠れず陽の光を浴びた。









(……やっぱりなんも起こらない。よかった)









その時、逃げていく鬼舞辻と目があった。









「!!!!!!なぜ!?あいつは日のもとに居られる!?」









あいつは俺の顔を見つめ、逃げていった。









ーーーーーーー俺は追いつくことが出来なかった。









(……足が動かない。視界が霞む、動け…ない)









血の使い過ぎと術の使い過ぎ、そして体の変化に追いつかず、俺は意識を失った。

衝動で…→←40



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リュウビ(プロフ) - とても面白いです!続編楽しみにしています!頑張って下さい! (2020年10月29日 21時) (レス) id: 7e5a6f9b54 (このIDを非表示/違反報告)
国見@いちご姫(プロフ) - 続きが気になります!スランプ気味なのは承知です!頑張ってください! (2020年10月15日 10時) (レス) id: 0b392edb58 (このIDを非表示/違反報告)
三日月 - まだ (2020年5月19日 22時) (レス) id: 4d4917b86c (このIDを非表示/違反報告)
らいむ(プロフ) - 上限の伍って書いてありますが、累くんは下限の伍ですよ! (2020年4月25日 11時) (レス) id: e597277fe0 (このIDを非表示/違反報告)
ジルア(プロフ) - こんな嬉しいコメントありがとうございます(つД`)ノ頑張って続き頑張ります! (2020年1月1日 16時) (レス) id: 9696a1e2c2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ジルア | 作成日時:2019年6月11日 20時

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