鬼と人の境界者 ２

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Aside




『すみm』




どうしてだろう。

話しかけるとみんなが俺を避けてく…







(仮面のせいか！？そうなのか！？！？)



ぶらぶらと道を歩いて行く。






人気の無い場所に着いたので俺は耳を地面に付けてうつ伏せた。そして目を瞑る。






地面の中で動いている光った動脈の様なものが見えた。





(よし、これを辿れば…)






どこまでも続いているそれはある場所から途切れていた。





(…千切れてるな。中に誰か入ったのか？でもどうやって…)









よーく見てみると無理やりほじくり回された様な跡が三つあった。









『…ふーん、わかってきたぞ』







立ち上がり、服に付いた土を払った。








言ってしまうと俺は目も耳も鼻も触覚も優れている。








そのお陰で生命の流れ？の様なものが見えるようになったんだと思う。









大通りに出た。







すると炭治郎が人の目も気にせず地面に這いつくばる姿が見えた。









隣には具合が悪そうな男性。









(炭治郎と一緒ってことは巻き込まれた被害者かな…)









俺はあえてその場を後にした。







(炭治郎は成長する。自分の力で出来る子だ。俺は影で支えれば良い)









炭治郎がくじけそうになった時。




泣きたくなった時。





道を外しそうになった時。







『……俺がお前の道になってやるからな』









俺は情報収集をすることに切り替えた。

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