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「あ、お疲れ様です」
「Aよかったなあ。誠也くん来たで」
『やっほぉ』
俺の目を見ずにそう言ったAの唇はどう見ても尖ってる。なんで拗ねとん、あいつ。
俯いてる顔を覗き込むように、Aの前にしゃがみこんで頭を撫でるとちょっと嬉しそうな顔。相変わらず単純でかわいい。
「A？自分の服は？」
『れんれんがきがえなおうちいれへんて』
「あー、すんません。あまりにも酒と煙草臭かったから着替えさせました」
「……こいつの服どこ？」
「洗面所っすね。ファブってます」
『ふぁぶ、みっちー、』
「Aちょーっと今は喋らんとこかぁ。大ちゃんとお約束できる？」
『ん、できる』
「そんな睨まんとってください」
「元からこんな顔や」
未だに俺とは目合わせへんくせに大吾の言うことは素直に聞くんかい。なんやねんほんま。
「ほら、着替えて帰るで」
『……みっちーもいっしょにかえっていい？』
「良いわけないやろ。見てみ、みっちーあからさまに困っとうやん」
『みっちーいっしょじゃないとかえらへん』
「みなみちゃんお気持ちはありがたいんですけど……」
『……じゃあこんどAとごはんいこ？』
「あー……」
「俺はええよ、別に。2人っきりじゃなければ、やけど」
「じゃあ、はい。今度ご飯行きましょっか、みんなで」
『やくそく』
「はい、やくそくです」
「帰る気なった？」
『しょうがないからかえってあげる』
「ほな着替えてこい。それとも手伝ったろか？」
『ひとりでできるもん』
まだフラついてる足取りで着替えに向かったAを見送ると、全員の深いため息が重なった。
「迷惑掛けたな」
「ほんまに」
「こう言ってますけど多分一番心配してたん廉ですよ」
「うっさい」
「ほんでこれしれっと流してたけどみっちーは知ってるん？」
「あ、すいません、」
「まあ成り行きでそうなっちゃった感じです」
「みっちーやし別にええけど」
「ほんまなんですねぇ」
「せやで？せやからAと飯行くんやったら絶対俺に連絡せえ。わかった？」
「わ、わかりました！絶対します！」
「みっちービビってるんでやめてください」
「な？言うたやろ？」
「確かにこれは…」
「は？なんやねん」
「いやこっちの話です」
『せえやくん、』
大吾とみっちーが俺の顔見てニヤニヤしてるのを問いただしてると、着替え終えたらしいAにパーカーの裾をくいくいと引っ張られた。
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てと(プロフ) - トマトさん» コメントありがとうございます♪なるべくせ〜やくんが話す神戸弁に近づけるように書いているのでそう言って頂けてとっても嬉しいです！これからものんびり書いていくので引き続きよろしくお願いいたします！ (12月29日 16時) (
レス) id: 6fedb51eb5 (このIDを非表示/違反報告)
トマト(プロフ) - コメント失礼致します。てとさんが書く誠也くんがめちゃくちゃ好きでニヤニヤしながら毎回読ませて頂いてます！！これからも楽しみにお待ちしてます！ (12月29日 8時) (レス) @page47 id: dd8df9e075 (このIDを非表示/違反報告)
てと(プロフ) - さくらさん» わわ！ありがとうございます！そう言って頂けてとっても嬉しいです！のんびりマイペース更新にはなりますが、これからもお暇な時に見に来て頂けると幸いです。がんばります！！ (9月26日 21時) (レス) id: c8253d70a7 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - 一昨日ぐらいにこの作品を見つけてから、もう3周はしてます！更新待ってます！頑張って下さい！！ (9月13日 1時) (レス) @page22 id: ca3bb76466 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：てと | 作成日時：2023年8月14日 2時
