152.ふたりの秘め事 ページ4
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何度目かのハマダ歌謡祭の収録。
共演者の中にめちゃめちゃ見知った名前を見つけて、慌てて最年長に連絡した。
やばいです
seiyaなにが
今日Aちゃん一緒です
seiya今日なに?
ハマダ歌謡祭
seiyaなんではよ言わんねん
共演者見てなかったんすもん
seiya見張っとけ絶対目離すな
こわ
ほぼ脅しみたいな文面に怯えながら自分の楽屋を出て目的の人の楽屋を探す。
そこへたどり着く前に、おれと変わらん身長の先輩2人組と、その2人より頭いっこ分ぐらいちっちゃいその人を見つけた。
『樹くんちゃんとご飯食べてる？』
「Aちゃんに言われたくないし第一声それなのどうなの」
『樹くん絶対あたしより細いもん』
「細さで言ったら2人いい勝負してるよ。棒だよ、棒」
『じぇしくんなかなかひどいこと言ってる気がするのはあたしだけ？』
あかん。早速絡まれてるやん。彼女大好きな狂犬に怒られる前になんとかして割り込んで2人を遠ざけんと。
「Aちゃーん！！」
『あ！佐野くんや！』
必殺、年下わんこ攻撃。俺や大晴くんが年下モード全開にすると必ずと言っていいぐらいに構ってくれるAちゃん。さすが正門くんの友だち。類は友を呼ぶってこういうこと言うんやな。
大晴くんと同い年なはずの小島くんが年下モード全開にしてもなんにも効果ないのはほんまに謎やけど。
「佐野じゃん」
「お疲れ様です！今日はよろしくおねがいします！」
「今日"は"じゃなくて今日"も"じゃね？」
「も〜！細かいことはええやないですか〜！」
「佐野、Aちゃんと知り合いなの？」
『佐野くんあたしの弟やねん』
「まじ？めっちゃ顔似てんね」
『せやろ？あたしもほんまそうやと思う』
「特に鼻とかね」
『わかる〜〜耳の形とか似てるよね〜〜』
「とりあえずAちゃんとジェシーだけで会話するのやめよっか。適当すぎて会話が渋滞してんのよ」
「1ミリも似てなすぎてびっくりするからほんまやめてください」
打ち合わせでもしてんちゃうかってぐらい息ぴったりにボケ倒す2人と、呆れた顔しながらも楽しそうに2人を捌いていく樹くんにほっこりする。
あかんあかん。忘れてたけど俺の使命はなるべくこの2人とAちゃんを遠ざけることやった。ほっこりしてる場合ちゃう。
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てと(プロフ) - トマトさん» コメントありがとうございます♪なるべくせ〜やくんが話す神戸弁に近づけるように書いているのでそう言って頂けてとっても嬉しいです！これからものんびり書いていくので引き続きよろしくお願いいたします！ (12月29日 16時) (
レス) id: 6fedb51eb5 (このIDを非表示/違反報告)
トマト(プロフ) - コメント失礼致します。てとさんが書く誠也くんがめちゃくちゃ好きでニヤニヤしながら毎回読ませて頂いてます！！これからも楽しみにお待ちしてます！ (12月29日 8時) (レス) @page47 id: dd8df9e075 (このIDを非表示/違反報告)
てと(プロフ) - さくらさん» わわ！ありがとうございます！そう言って頂けてとっても嬉しいです！のんびりマイペース更新にはなりますが、これからもお暇な時に見に来て頂けると幸いです。がんばります！！ (9月26日 21時) (レス) id: c8253d70a7 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - 一昨日ぐらいにこの作品を見つけてから、もう3周はしてます！更新待ってます！頑張って下さい！！ (9月13日 1時) (レス) @page22 id: ca3bb76466 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：てと | 作成日時：2023年8月14日 2時
