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いやいや。笑い事やないですって。
ただでさえツーショなんて撮ったら何言われるかわからんのにそんな露出多い衣装。いよいよほんまに命ないですって。
なににそんなにツボったんか、ケラケラ楽しそうに笑うAちゃんはなんの下心も無い俺から見ても当たり前にかわいくて、思わず自分のスマホのシャッターボタンを押していた。
『あ、撮った？』
「Aちゃん楽しそうやったからつい」
『もー、佐野くんやから許してあげるけど』
「誰やったら許してもらわれへんのですか」
『………まさかどくん？』
「正門くんかわいそ(笑)」
しゃあないからおすそ分けしてあげよ。
そう思って最年長に送ったその写真。
の、つもりやってんけど、送ったのは最年長個人ではなく、よりにもよってグループの方。
「あ、」
『え？』
「まちがえた」
『え？』
消さなと思ったのにタイミングがよかったんか悪かったんか、すぐさま既読は4になった。いや、むしろ見てへんの誰。
途端に活発になるスマホの通知音。
なんで普段みんな既読無視するくせにこんな時だけ即レスやねん。
「ごめんなさい、誠也くんにだけ送るつもりやったのに、間違ってグループの方に送っちゃいました……」
『あたしは別に大丈夫やけど。、って、わ！誠也くんから鬼ライン来てる！』
「ああ！ほんまにごめんなさい！」
『んえ〜、めんどくさそうやな……無視しとこ……』
「鬼電きますよ」
『んも〜〜。……あ、佐野くん佐野くん』
「はい？」
『ちょっと隣来て？』
「はい」
『スマホ貸して？』
「え？」
『ほんでしゃがんで？』
「え？」
言われた通り、スマホを渡してAちゃんの隣で目線を合わせると、途端に目の前に構えられる俺のスマホといつもより近くなるAちゃんとの距離。
あ、誠也くんとおんなじ匂いする。誠也くんが付けさせたんやろな、わかりやす。
『はい、笑って〜〜！』
「え？」
わけも分からずに言われた通り、カメラ目線で笑ってみせると、すぐさまシャッター音が聞こえてきた。
『うん、いい感じ』
「え？え？」
『ちょっとライン開くな。あ、変なとこは開けへんから。大丈夫。安心して』
「え、あ、ちょ、」
目にも止まらぬ速さで俺のスマホぽちぽちしたかと思えば、満足そうな顔して『ありがとう』ってスマホ返してくれたAちゃんの笑顔の裏側で、未だ荒れ続けるグループの通知を告げる音だけが楽屋の中に鳴り響いてた。
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てと(プロフ) - トマトさん» コメントありがとうございます♪なるべくせ〜やくんが話す神戸弁に近づけるように書いているのでそう言って頂けてとっても嬉しいです！これからものんびり書いていくので引き続きよろしくお願いいたします！ (12月29日 16時) (
レス) id: 6fedb51eb5 (このIDを非表示/違反報告)
トマト(プロフ) - コメント失礼致します。てとさんが書く誠也くんがめちゃくちゃ好きでニヤニヤしながら毎回読ませて頂いてます！！これからも楽しみにお待ちしてます！ (12月29日 8時) (レス) @page47 id: dd8df9e075 (このIDを非表示/違反報告)
てと(プロフ) - さくらさん» わわ！ありがとうございます！そう言って頂けてとっても嬉しいです！のんびりマイペース更新にはなりますが、これからもお暇な時に見に来て頂けると幸いです。がんばります！！ (9月26日 21時) (レス) id: c8253d70a7 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - 一昨日ぐらいにこの作品を見つけてから、もう3周はしてます！更新待ってます！頑張って下さい！！ (9月13日 1時) (レス) @page22 id: ca3bb76466 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：てと | 作成日時：2023年8月14日 2時
