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「ごめん」
『え……？』
「別に廉と映画行ったとか、大吾と3人で飯行ったとか、そんなんに怒っとうわけちゃうねん」
『絶対うそや。怒ってたもん』
「羨ましかってん」
『なにが……？』
「そうやって外で遊べたり、普通に飯行ったり出来るのが。やりたくても俺とはやっぱ無理やん、そういうん」
確かに、れんれんや大ちゃんとは普通に遊べるけど、誠也くんとやと周りの目とか、行動にも気をつけなあかんなって、結局おうちで過ごすことの方が多くはなってる。
わがまま言って困らせたくないし、なにより一緒にいられればそれでいいやって思ってたけど、たまにはお外で会いたいなとかお買い物したいなとか思う日があるのも本音で。
もしかして誠也くんもおんなじ気持ちやった……？
『あたしはね、例えおうちデートばっかりになっても、誠也くんと一緒にいられるだけで嬉しいし、お仕事とは言えこうやって一緒にわいわいしてるのも幸せやなって思ってたよ？』
「でもたまには外出たいなとか思わん？」
『んー、まあ確かに思うけど、それで誠也くんに迷惑かけたくないし。それならおうちでのんびり映画とか見たりして、たまーーに夜のドライブとかするぐらいでいいかな、あたしは』
「……ほっっんまなんで今仕事中なんやろうなあ。めちゃくちゃ抱きしめたいねんけど」
『ふふ、それはちょっとさすがに我慢してもろて』
「ほんまにこの写真廉に送るん？」
『え？送るよ？なんならSNSにも載せるつもりやけど。なんで？』
「……かわいすぎて誰にも見せたないんやけど」
「俺の存在すっかり忘れてない？」
少し離れたところで様子を伺っていた小島くんがこっちに来たかと思ったら、やっぱり入ってきたのはあたしと誠也くんとの間で。
『んは、今日はこの並びが落ち着くね』
「お前ほんまふざけんなよさっきから」
「気抜いたらすぐ2人の世界入っていちゃつこうとするやんか」
『ごめんね？』
「Aちゃんはええねん、かわいいから」
「お前がかわいい言うな」
『ね！3人で写真撮ろ！』
「お！ええやん！思い出やん！俺撮るわ！」
3人で撮ったソーニャとの写真を無事れんれんに送り付けたのとおんなじぐらいのタイミングで送られてきた小島くんからの写真は、いつの間に撮ったのか誠也くんとあたしが楽しそうに笑いあってる瞬間で。
それだけ見ればほんまに普通のデートみたいに見えてそれが嬉しくて、その日1日顔は緩みっぱなしやった。
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てと(プロフ) - トマトさん» コメントありがとうございます♪なるべくせ〜やくんが話す神戸弁に近づけるように書いているのでそう言って頂けてとっても嬉しいです！これからものんびり書いていくので引き続きよろしくお願いいたします！ (12月29日 16時) (
レス) id: 6fedb51eb5 (このIDを非表示/違反報告)
トマト(プロフ) - コメント失礼致します。てとさんが書く誠也くんがめちゃくちゃ好きでニヤニヤしながら毎回読ませて頂いてます！！これからも楽しみにお待ちしてます！ (12月29日 8時) (レス) @page47 id: dd8df9e075 (このIDを非表示/違反報告)
てと(プロフ) - さくらさん» わわ！ありがとうございます！そう言って頂けてとっても嬉しいです！のんびりマイペース更新にはなりますが、これからもお暇な時に見に来て頂けると幸いです。がんばります！！ (9月26日 21時) (レス) id: c8253d70a7 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - 一昨日ぐらいにこの作品を見つけてから、もう3周はしてます！更新待ってます！頑張って下さい！！ (9月13日 1時) (レス) @page22 id: ca3bb76466 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：てと | 作成日時：2023年8月14日 2時
