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大ちゃん正門くんれんれんとのご飯会。わくわくしてたのはどうもあたしだけやったみたい。
『4人揃うのどんぐらいぶり？』
「かなり久々ちゃう？」
「Aが忙しすぎるからやん」
『あたしなん？』
「3人ではちょいちょい集まってんで」
『え！なにそれずるい！』
「お前が空いてない言うから」
『あたしだけ仲間はずれや』
「こんなん言うてるけどAちゃんおらんくて一番寂しそうなん廉やから許したって(笑)」
「正門うっさいぞー」
『つんでれんれんや』
「Aちょっと酔ってる？」
『酔ってなーい』
「でもAちゃんそろそろソフドリにしときよ？何飲む？」
『んー、オレンジジュース！』
「オレンジジュースな」
メニューを見せてくれた目の前に座る正門くんは、あたしのオレンジジュースと自分の分のビールを頼むと、サッと空になったグラスを下げてくれた。そういうところがモテるんやろうなあ。隣のつんでれんれんはまだなんかブツブツ言ってるけど。かわいいやつめ。
『でも正門くんも大変やんなあ。年末また東京やのに今日もって』
「あれ？俺Aちゃんに年末東京で仕事って言ったっけ？」
『え？だってすえざわくんが言ってたから正門くんも一緒なんかなって思ってて、ん、けど、……なにその目』
すえざわくんの名前を出した途端に一気に集まる3人の視線。
「え！すえざわくんてあの末澤くん！？末澤誠也！？」
『え、うん、そうやけど、』
「なんで誠也くん！？」
「Aちゃん誠也くんと連絡取り合ってんの？」
『え？あ、たまに、？』
ほんまはしょっちゅうラインしてるけど。そんなこと言ったら大騒ぎしそうやから黙っとこ。
「なんで？いつから？」
『正門くんらと同じスタジオで撮影してた日、から？』
「てことはもう2〜3ヶ月は経ってるやんか！」
「なんで教えてくれへんかったん！」
『、別に言うほどのことでもないやん、、』
「それでか！最近の誠也くん、やけに嬉しそうにスマホ見てんなあとは思ってたんよ。あれAちゃんやったんかあ」
「なにそれ？付き合ってんの？」
『ま、まだ付き合ってない！』
「へー？まだってAさん、その内付き合うつもりなん？」
『……言葉の綾やもん……だいちゃんきらい、』
「ごめんごめん(笑)」
楽しそうに根掘り葉掘り聞いてこようとする2人とは違い、1人静かなれんれんはお酒を飲み進めながらちびちびと冷えたポテトを食べていた。
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作者名：てと | 作成日時：2022年11月21日 23時
