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『誠也くん！！』
「なにぃ……朝から誘っとん……昨日散々シたやん……」
朝、Aのバカでかい声に叩き起されて目を覚ます。まだ眠気の残る瞼を擦りながら目を開くと、目の前におったんは涙目で俺に馬乗りになってるA。
『ちゃうもん！』
「ちょ……、うっさいて……、」
ヘッドボードに置いてたスマホを手に取って時間を確認すると、まだ寝てから数時間しか経ってない。
「もうちょい寝かしてくれ……」
『あ！ちょ！寝んといて！ねえ！これなに！』
これ、と見せてきたのは、今朝方意識を飛ばしたAにこっそり付けた、トップに小さな輪っかの付いたネックレス。
「ん〜？Aがいい子にしてたからサンタさん来たんちゃう？」
『……サンタさんになんも用意できてない、』
「晩ご飯うまかったからそれで十分や言うてたで」
『サンタさんにありがとう大好きって、言っといて、』
「浮気？」
『ねえ！そうじゃないやん！』
「ふは、昨日あんだけ好き好き言うてたくせに急にしおらしいやん(笑)」
『……酔ってたから覚えてないもん』
「ほんまは覚えとうやろ？」
『せぇやくんいじわるや、って、……あれ？』
そのままぽすんと胸の中に倒れ込んできたから背中に腕を回してリズム良く撫でてやる。首筋に顔を埋めたAは、ようやく"それ"に気づいたんか、勢いよく顔を上げて目線を合わせた。
「実はな、サンタさん俺にもおんなじやつくれてん」
『え……、』
「それなら目立たんしずっと付けとけるやろ？」
『おそろい……？』
「せやな。サンタもええ趣味しとるやん」
『っっ、サンタさんだいすきっ！』
離していた体をまたぎゅっと抱き寄せて、再び首筋に顔を埋めてくるAを抱きしめ返した。
「そこはサンタさんやなくて誠也くんって言うてくれな」
『誠也くんも……、すき、』
「ふは、まあええか(笑)」
首筋に埋めてる髪から香る、いつも使ってるヘアオイルの甘い匂い。その匂いとシラフやのに素直に甘えてくるAが合わされば、俺の理性を壊していくのには十分すぎるぐらいで。
未だ俺の上に乗るAの背中を支えて、ぐるんと反転させた。
『あ、え、？なんで、？』
「もう休みなんやろ？俺も家出るまでまだまだ時間あるし、お前のせいで元気なってもうたし、付き合ってや」
『え、ねえ、むりやって、まだしんどいって、』
「大丈夫大丈夫。加減したるから。……たぶん」
『たぶんって言った……！』
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てと(プロフ) - 大変失礼致しました。設定変更させて頂きました。ご指摘下さった方々ありがとうございました。 (2022年10月22日 14時) (
レス) id: c558a54b1b (このIDを非表示/違反報告)
蜜柑雲 - オ.リ.フ.ラ立ってます、、！外さないと違反になってしまいますよ〜^^; (2022年10月22日 12時) (レス) id: 375c64130e (このIDを非表示/違反報告)
オシヒカリ(プロフ) - オリ/フラ立ってますよ… (2022年10月22日 10時) (レス) id: dcc6542c5a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：てと | 作成日時：2022年10月22日 2時
