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ちょっと背伸びしてあたしの首筋に顔埋めて拗ね気味の誠也くんがあまりにもかわいくて、少し芽生えるあたしの中のイタズラ心。
『ん〜でも高校の頃のあたしは大ちゃん一筋やったからな〜？たぶん誠也くんと出会ってても見向きもせえへんのちゃうかな〜？(笑)』
「……なんでそんなこと言うん」
『あたしは出会ったのがあのタイミングで良かったと思うよ？ていうか、そんなこと言うたらあたしだって生徒会長やってる誠也くん見たかったなーとか、思う、し』
重ねてた手をちょっと離して誠也くんの方にくるっと向きを変えると、拗ねてたはずの顔はニヤニヤ顔に変わっていて。しまった。素直になりすぎた。
恥ずかしくて今度はあたしが誠也くんの胸に顔を埋める番。腰に回ってた誠也くんの腕は、子供をあやすように背中をぽんぽんと撫でていた。
「かわいいこと言うやん」
『今のは忘れてください』
「そんなかわいいことされて、朝から誘ってるん？」
『なんで誠也くんはすぐ話がそっちにいくの？』
「男なんてみんなそんなもんやで」
ｵﾄｺﾉﾋﾄｺﾜｲなんてくすくす笑いながら再びキッチンに立てば、後ろをちょこちょこ着いてきてそのまま後ろから抱きついてきた誠也くん。時折首筋にかかる誠也くんの吐息がくすぐったい。
『くすぐったいからやめてくださーい』
「いやでーす」
『もう。ご飯作られへん』
「制服まだ持ってるん？」
『んー、処分されてなければ実家には多分ある、かな？』
「ふーん？」
『すえざわさん？』
「今度帰るときAんち寄ってくるわ」
『ちょっと？何考えてんの？』
「大丈夫やって。お母さんにはちゃんと連絡しとくから」
『待って？いつのまにうちのお母さんと連絡先交換してんの？』
「ん？」
『ん？じゃなくて』
「ああ、心配せんでも俺の制服も持ってくるって」
『いや、そんな心配してないけど？ちょっと？聞いてる？』
「あ、できた？これ持っていくな？」
『絶対持ってこんでいいからね？スカート改造してたからめっちゃ短いんやって。あんな短いスカートもう履かれへんからね？』
「普段から短いの履いてるやつが何言うてんねん」
『持って来られてもあたし絶対着やんから』
「ええよ、無理やり着せるから」
『無理やりはよくないんですよ！お仕事で着てるのじゃあかんの？』
「それとこれとは別やん。俺の前で着てほしいねんて」
『なにその変な願望』
「帰るの楽しみやな〜〜」
『不安でしかない……』
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てと(プロフ) - 大変失礼致しました。設定変更させて頂きました。ご指摘下さった方々ありがとうございました。 (2022年10月22日 14時) (
レス) id: c558a54b1b (このIDを非表示/違反報告)
蜜柑雲 - オ.リ.フ.ラ立ってます、、！外さないと違反になってしまいますよ〜^^; (2022年10月22日 12時) (レス) id: 375c64130e (このIDを非表示/違反報告)
オシヒカリ(プロフ) - オリ/フラ立ってますよ… (2022年10月22日 10時) (レス) id: dcc6542c5a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：てと | 作成日時：2022年10月22日 2時
