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『……あたしもいっこ言ってもいい？、』
「ん？どしたん？」
『色んな女の子にファンサしてるの、ちょっといややった、かも……、』
誰もいないのをいい事に、自分から誠也くんに抱きついてみる。少し驚いてたけど、いつもの、甘い香水と煙草と、ほんの少し汗の混じった匂いで抱きしめ返してくれる誠也くんに酷く安心する。
「ヤキモチ？(笑)」
『…あかん？』
「ううん、めっちゃかわいい(笑)」
『こんなん思ってるの重くない？めんどくさくない？』
「正直、他のやつやったら重いなーめんどいなーとは思うけど、なんやろなあ。Aやったら全然平気やねんなあ。むしろかわいいって思う」
『ほんまに？』
「ほんまやって。なんなら普段からそうやって嫉妬とかヤキモチとかはすぐ言ってほしいし、もっと素直に甘えて欲しい」
『それは……、努力はしてるつもりなんですけどね？』
「まあ最初の頃よりかは素直になったんちゃう？」
『もっと素直になれるようにがんばります、』
「まあでもAはそのまんまでもええよ。照れて顔真っ赤にしてるのかわいいし。そそられるし」
『なんですぐそっちに話持っていくん』
ニヤッと片方の口角を上げて笑う誠也くんの肩をパシッと叩くと、そのまま腕を掴まれて身動きが取れなくなる。、と、その瞬間に誠也くんの顔が近づいてきて唇が重ねられた。軽く触れるだけのそれに少し物足りなさを感じてしまって。
「ふは、物足りんって顔しとうな(笑)」
『……ちょっとだけ？』
「お、素直や」
『宣言したからには変えていこうかなと、』
「でもいつ誰がくるかわからへんし、続きは帰ってからな？」
そう言った誠也くんの顔はまたも意地悪そうな表情をしていて。耳元で囁かれたことも相まって体がゾクッとしたのと同時に、顔が熱を持つのを感じた。
「ほんま耳弱いな(笑)」
『そ、んなことないもん』
「もう素直ちゃうやん(笑)」
『ちょっともうキャパオーバーです、』
「帰ってもっと恥ずかしいことすんのに？」
『……せぇやくんのそういうとこきらい』
「そういうとこだいすきの間違いやろ(笑)」
『……そういうことにしといてあげる』
「はいはい、すぐに帰る準備するからちょっと待っときな」
愛しそうな顔でこちらを見つめて、再び頭を撫でてくれた誠也くんに、帰ったらもう少しだけ素直になってみようかななんて心に決めた。
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てと(プロフ) - 大変失礼致しました。設定変更させて頂きました。ご指摘下さった方々ありがとうございました。 (2022年10月22日 14時) (
レス) id: c558a54b1b (このIDを非表示/違反報告)
蜜柑雲 - オ.リ.フ.ラ立ってます、、！外さないと違反になってしまいますよ〜^^; (2022年10月22日 12時) (レス) id: 375c64130e (このIDを非表示/違反報告)
オシヒカリ(プロフ) - オリ/フラ立ってますよ… (2022年10月22日 10時) (レス) id: dcc6542c5a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：てと | 作成日時：2022年10月22日 2時
