63. 雨がやんだら星を見て ページ14
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あんだけ甘えられて引っ付かれてたら、"へんなこと"せんのはまあ無理な話で。嫌がりながらも求めてくるAと愛し合えば、風呂から出る頃には雨は上がって雷も止んでいた。
『もういやや。当分誠也くんと一緒にお風呂入らん』
「なんでぇや。Aもノリノリやったやん」
『そんなことないもん』
「拗ねんなって。ほら、髪乾かしたるからおいで」
文句言いながらも素直に足の間に入ってくるAがめちゃくちゃかわいくて思わず笑ってもうた。笑われたことに怒ったんかグーパンしてきたけどなんも痛くない。グーパンでさえ愛しく思うんやから多分重症や。
『わ！せーやくん見て！』
「こら動くな」
まだ半乾きやのに足の間から抜けようとするAの腕を掴んで引き止める。不服そうな顔でこっち睨んできたけどまだ乾いてないんやから大人しくしとけ。
『ねえまだ〜？』
「乾かしてもらっとうくせに偉そうやな」
『頼んでないもーん。誠也くんがやりたいって言うからやらしてあげてるんやもーん』
「やりたいなんて一言も言うてないやん」
『ふふ、そうやっけ(笑)』
「ん、できた」
『わーい！ありがと！』
「ほんで？どうしたん？」
『あ！そう！見て見て！』
腕を引っ張ったAが興奮気味に見せてきたのは窓の外の景色。そこにあったのは、大都会とは思えへんほどにキラキラと輝く眩い星空やった。
「すごいな」
『ね！めっちゃきれい！雨上がりはよく見えるって言うけど、東京でもこんなに星見えるんや〜！』
「ほんまにな」
そう言って目を輝かせるAの横顔が一番綺麗やと思った。ベタやけど。ベタすぎて自分でも驚いてるけど。
すっぴんでいつもより幼い顔してるのに、風呂上がりで火照ったほっぺがさっきまでの行為を思い出させてどこか大人っぽくも見えて。かわいいとは思ってたけど、こいつこんなに綺麗やったっけ。
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てと(プロフ) - 大変失礼致しました。設定変更させて頂きました。ご指摘下さった方々ありがとうございました。 (2022年10月22日 14時) (
レス) id: c558a54b1b (このIDを非表示/違反報告)
蜜柑雲 - オ.リ.フ.ラ立ってます、、！外さないと違反になってしまいますよ〜^^; (2022年10月22日 12時) (レス) id: 375c64130e (このIDを非表示/違反報告)
オシヒカリ(プロフ) - オリ/フラ立ってますよ… (2022年10月22日 10時) (レス) id: dcc6542c5a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：てと | 作成日時：2022年10月22日 2時
