79. 一等星が宿った街 ページ30
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今日も無事に本番を終わらせて、愛しの彼女が待つマンションへと急ぎ足で向かう。途中、滑り込みでなんとか買えたクリスマスケーキも持って。
エレベーターに乗っている時間さえもどかしいのは、1秒でも早く彼女に会いたいから。少しでも長くこの特別な日を一緒に過ごしたいから。
目的の階へ着き、急いで彼女の部屋の前へと向かう。急いで帰ったのを気づかれへんように息を整え、何食わぬ顔で鍵を開けた。
開けた途端に見えた、玄関に並ぶ俺とA以外の見覚えのある5足の靴たち。見覚えあるっていうか、ついさっきまで見てた。
「……は？」
思わず零れた声は、A1人にしては賑やかすぎるリビングの声にかき消された。、かと思えば、リビングの扉が開きこちらにパタパタとスリッパを鳴らしながら駆け寄ってくる影が見える。確実にAよりもおっきい、その影を目を凝らして見つめてみると、
「あ！誠也くん！やっと帰ってきた！遅かったやないですか！なにしてたんすか！」
「はぁ！？！？」
なぜかそこにいたのは、Aがいつも着けてるエプロンを着て菜箸を持った大晴で。
「おま、なんでおんねん！」
「え？なんでって、」
「ていうかそれ脱げ！今すぐ脱げ！」
「え？もー、なに？Aちゃん、誠也くんが怖いんやけどー！」
靴を脱いでる間にそそくさとリビングへ逃げていった大晴を追いかけると、そこには案の定、さっきまで一緒におったやつらが5人と、キッチンでご飯の準備をする愛しの彼女。
「はぁ！？！？なんやねんこれ！？！？」
『あ、誠也くんおかえり〜』
「おかえりちゃうねん！！！なんなんこれ！！！」
『ん？あれ？誠也くん聞いてないの？』
「何をや！！！なんも聞いてへん！！！」
「あれ？Aちゃん言うたんちゃうの？」
『え？あたし正門くんが言うてるもんやと思ってた』
「え？俺もAちゃんから伝えてる思てんけど」
『あたしなーんも言うてない』
「あちゃー、ほんなら誠也くんなんも知らんわ」
『えー、そういうこと？うわ、そっかー。ごめんね誠也くん？』
「だから何がやねん！なんでこいつら全員ここおんねん！」
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てと(プロフ) - 大変失礼致しました。設定変更させて頂きました。ご指摘下さった方々ありがとうございました。 (2022年10月22日 14時) (
レス) id: c558a54b1b (このIDを非表示/違反報告)
蜜柑雲 - オ.リ.フ.ラ立ってます、、！外さないと違反になってしまいますよ〜^^; (2022年10月22日 12時) (レス) id: 375c64130e (このIDを非表示/違反報告)
オシヒカリ(プロフ) - オリ/フラ立ってますよ… (2022年10月22日 10時) (レス) id: dcc6542c5a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：てと | 作成日時：2022年10月22日 2時
