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「新商品のサンマの蒲焼味チョコと砂糖とミ〇キーふりかけ買ってきたよ」
「……A」
「安心して、ミル〇ーふりかけ用のご飯も買ったから」
後ろからまんちゃん先輩とらんちゃんが笑いを堪えてる気配がする。ちゃんと言われたものも糖分も買ったんだぞ！ふりかけは単に興味本位だけど。ペ〇ちゃんに貢ごうかなって。……ふざけましたすみません。
それでも食べてくれる先輩が好き！ぐるちゃん先輩は疲れきった顔をさらに歪ませてチョコの包みを開け1粒口に放り込む。
「どう、どう？」
「……なまぐさい」
「……トントン先輩食べる？」
「遠慮するわ」
ごめんなさい。ペットボトルの水とメイジ様の定番おいしいチョコレートをもはや白目をむきつつある総統に献上する。なむなむ。端正な顔が台無しだ。台無しにしたのわたしだけど。デスクの上の空になったかごにはアソートのチョコレートも忘れずに。うん、できる後輩。
さて、余ったふりかけはどうしよう。砂糖はらんちゃんにあげるとして、ここでぐるちゃん先輩に無理やり食べさせるほど鬼畜ではない。美味しいクッキーでも食べながら考えよう、とらんちゃんに餌付けされようとしたそのとき、ふたつあるうち片方のソファー丸々ひとつを使ってうつ伏せに倒れていたトントン先輩がのそりと起き上がる。
「……きたな。A、ふりかけと米用意してくれ」
「チャレンジャー……」
「ちゃうわ。お仕置きや」
素直にレジ袋からふりかけとご飯を出す。ついでにレンチンもしてあげよう。封を開けセッティングを終えたほかほかご飯のパックをトントン先輩に手渡すと、ちょうどパタパタと駆けるふたつの足音。扉前で音がやんで数秒、ガチャリと扉が開けば申し訳なさそうなコンビの姿がのぞいた。
「「……ごめんなさい」」
何故だろうしゅんとした2人の頭上に犬の耳が見える。
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透明子 - シケさん» ありがとうございます！楽しんでいただけて嬉しいです！ (2018年10月17日 0時) (
レス) id: 338f066e9c (このIDを非表示/違反報告)
シケ - 面白いです (2018年10月14日 17時) (レス) id: cfbdc17c2a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：透明子 | 作成日時：2018年9月1日 11時
