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「今月は後処理少なくていい感じやったんや、飴のやつ怒られたくらいで。なのに今日の午後になって子犬コンビが壁に穴を開けました」
「うわあお疲れさまです」
生徒会室に戻りつつお話を聞く。しゃおちゃんとこねちゃんがお昼休みに暴れているらしいのは知ってた。しゃおちゃんは教室いなかったしこねちゃんの叫び声はでかいし。かなりドカドカ聞こえてたけど、損害出してたんだやっぱり。
先月の赤字なんとかなりそうやったのに、大先生も面倒見とけって言ったやんってずっとぶつぶつ言ってるトントン先輩。その負のオーラを背負う後ろ姿を眺めていたらまんちゃん先輩の申し訳なさそうな声が耳に届いた。
「Aちゃんごめんなあ、クレープ行けなくて」
「いいよ。今度こねちゃんとしゃおちゃんに奢らせよう」
「……ロボロとゾム誘おうな」
「焼肉にしましょう」
「ただいま〜」
「おかえり。グルちゃんまだ復活しません」
らんちゃんがソファーで足を組みながら、スマホを弄っていた手を止め報告する。ほうほう、わたしの出番みたいですね。
「ぐるちゃん先輩ぐるちゃん先輩」
耳がぴくっと動いた。わんちゃんみたい。
「はい、糖分」
糖分の言葉にバッと起き上がったぐるちゃん先輩の顔面にレジ袋を見せつけた。
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透明子 - シケさん» ありがとうございます！楽しんでいただけて嬉しいです！ (2018年10月17日 0時) (
レス) id: 338f066e9c (このIDを非表示/違反報告)
シケ - 面白いです (2018年10月14日 17時) (レス) id: cfbdc17c2a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：透明子 | 作成日時：2018年9月1日 11時
