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そして土曜日
いつもみたいに1時ぴったりになる家のチャイム
ほんと、こういうとこ真面目だよね
廉｢お、光！はよ
······可愛い｣
｢へ？い、いや、そういうこと言ったら勘違いされるよ！！｣
ほんと、無駄にドキドキさせてくるんだから
廉｢え？俺なんか言った？｣
え？無意識？
それこそ怖いんだけど…
｢自覚ないのか···｣
廉｢なんの事？早く行こ｣
｢あ、うん｣
廉｢光？どしたん？俺の顔になんかついてる？｣
さっきのことを考えてたらぼーっとして廉の顔をじっと見てしまっていたようだった
｢いや、なんでもない！ごめん｣
廉｢疲れてるん？寝不足？｣
｢ううん、大丈夫だよ｣
心配させちゃった
集中しなきゃ
これじゃ勝てないよ！私！
｢よしっ｣
1人で意気込んで勉強を再開すると
それを見ていた廉に笑われてしまった
廉｢あー疲れた〜
もう6時か。結構やったな
そろそろ終わりにするか｣
気がついたら4時間以上経ってたらしく、もう6時を回っていた
｢そうだね、そろそろ帰ろっかな｣
廉｢送ってくわ｣
これもいつも通りの流れ
やっぱり真面目だよね〜
廉｢じゃ、またな
テスト頑張ろ｣
｢うん、ありがとね、誘ってくれて｣
廉｢いや、これは罰だから！｣
それ、覚えてたんだ笑
｢あ、そっか
まぁ楽しかったからいいや｣
廉｢いや、自覚なしはそっちやろ···｣
···え？
｢なにが？｣
廉｢ほらな笑｣
廉｢寒いから早く家入りな｣
う、うん
廉｢じゃな｣
｢またね｣
私何か変なこと言ったっけなぁ
って、今はテスト！
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作者名：コットンP | 作成日時：2021年12月9日 18時
