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俺は普通のキャラメルフラペチーノを、光は季節限定のいちごのフラペチーノを買った(奢ってもらった)
2人でこれを飲みながら駅までの道を歩く。
「それ季節限定なんよな？
美味しい？」
普通の会話としてそう聞いたら、
光「うん、凄い美味しい！
一口いる？」
そう言って差し出してきた。
え、、、これって関節キスになるんとちゃう？
でもこの顔を見てると狙っとるわけやなさそうやし、素でやっとるんやろうな。
でも、美味しそうなフラペチーノを目の前にして、羞恥心は吹き飛んでしまった。
「うっっっま！！俺もこれにすりゃ良かったわぁ。」
光「でしょ！！廉のも一口ちょうだい？」
「ん、ええで。」
そして、俺が差し出したのを一口飲んで美味しい、と零したあと、
光「·····そういえば、これ関節キス、だね。」
爆弾を落としてきた。
一瞬にして、顔が熱くなるのが分かった。
光も耳まで真っ赤になっとるから、2人して顔が赤くなりながら歩く。
そのまま電車にも乗ったから周りからチラチラと見られたりもした。
あ〜恥ず！！
ずっと胸の高鳴りは収まらなかったけど、電車を降りて、駅からの道を歩いているうちに落ち着いてきた。
隣で羞恥心からまだ俯いている光を見て自然と笑みがこぼれる。
それと同時に、まだ返したくない、という思いが募ってきて寂寥感に苛まれる。
そして、とうとう光の家に着いてしまった。
光「今日はありがとう。楽しかった！」
「おん、俺も。また連絡するわ。」
でも、それだけじゃ足りなくて。
光の腕を引いて、光の柔らかい唇に自分のを重ねた。
「これで関節やなくて、直接、やな？」
「ほら、門限まであと3分やで！」
驚いて固まっている光にそう告げる。
光は家に入るのを少し躊躇っとったけど、門限が迫っているからと渋々入っていった。
名残惜しそうにこちらを振り返る光に手を振って、その扉が閉まったのを確認して帰路に着く。
その表情が見れただけで十分や。
光を充電することも出来たし。
月明かりの下、ポケットに手を入れて満足気な表情を浮かべながら歩いていた。
END
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作者名：コットンP | 作成日時：2021年12月9日 18時
