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あれからさらに1週間
いよいよ最後のテストの日だ
なんか、気が楽だな
だって、最後でしょ？
ってことは、どんな点数でも何も言われることはないはず！
いや、やばい点数取ったらさすがにメンタル的にもやばいけどさ
まぁ最後だからと今までの中で1番勉強を頑張った気がする
あとは廉だな
もうここまで来たら勝ちたい
廉はどれくらい仕上げてきたんだろ
廉｢よっ！｣
｢ひゃい！？｣
廉のことを考えてたところに突然声をかけられたもんだから変な声を出してしまった
うわ、恥ずっ
廉｢なに変な声出しとるんや笑｣
｢いや、急に声かけられたからさ！
···ってなんか廉凄いニヤニヤしてない？｣
そう、なんかこの人さっきからずっとニヤニヤしてる
廉｢いやーなんか今日調子いいんよな
テスト行けちゃうかも？なんてな
光と勉強もしたし｣
あーまじですか、廉さん
その言葉は怖すぎる、ついでに心臓にも悪い
ダブルパンチをくらって私倒れますよ？
廉｢あ、そうや！
せっかくだしさ、点数競わん？
総合やなくて、教科ごとに。で、勝った教科の数だけお願い聞いてもらう｣
すっごいキラキラした目でこちらを見ているけど
今トリプルパンチを喰らいましたよ
まあ、でも楽しいかも？
最後だしね！
｢まぁいいよ
ちゃんとお願い聞いてね？｣
廉｢おう！もちろんや
光もな！絶対３教科は勝ってやるから！｣
｢はーい、頑張ってくださーい｣
廉｢余裕ぶっこいてんな！
あ、でも最後くらい俺に1位くれ！｣
それは私に頼むことなのか？
｢それは私にもわからん｣
廉｢とぼけるな！｣
いや、とぼけてないけど
"永瀬！席ついて！"
｢ほら、言われてるよ？笑｣
そう言われて渋々廉は席に戻って行った
何故か不満そうな顔してたけど
私には理解不能
やっぱり勝負となれば勝たなきゃいけない
私のプライド的に
よし、全力を尽くすのみ！
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作者名：コットンP | 作成日時：2021年12月9日 18時
