ＧＥＮＥの女の子PART8

真っ赤なブレスレット ページ14

今日は、アルバムに収録される今日選びの為に会議室へ集まっています

どんな曲を新しく収録されるかドキドキする

HIROさんが入ってきて、席についてから
こっちを見て少し驚いた表情をしていた

どうしたんだろ？

でも、特に何も言われないから大丈夫だよね？

YMCAとりょう君とりゅと君が作詞した曲を収録することになった

次の候補の曲の話になる前に

HIRO「嶺亜、悪いんだけどそのブレスレット外して貰っても良い？」

うにゅ？

ブレスレット？


涼太君から貰った赤い小さな薔薇の花が幾つかついたブレスレットなんだけど

何かあったのかな？


りょう君達も不思議そうにしている

HIRO「次の曲の話をする上で話づらくなるから」

話しづらくなる？


とりあえずブレスレットを外してテーブルに置く

HIRO「やっぱり外さない方が良かったか…………まぁ良いか」

なんてHIROさんは呟いていた

曲の候補の歌詞を見せてもらう

Stupid〜真っ赤なブレスレット〜

Words:小竹正人

曇ったガラスを指でなぞったら
水滴散らしながら一本の線ができる
You know
こんなふうに瞬間で 澱みまくった
My heart

透き通れば綺麗になれば楽なのに

まるでわざとみたい真っ赤なブレスレット忘れて
消えたね あなたは…ahhh

涼太「……………………」

「……………………」

歌詞を見終わった二人は固まっていて

HIRO「二人とも大丈夫か？」

声をかけられてようやく我に返ったようだった

涼太「はっ、大丈夫です」

「ふぇ〜大丈夫です」

嶺亜は、外したブレスレットを急いで付け直していて反対側の手で包み込むようにしている

涼太は、それを見て少し微笑んでいた

HIRO「まぁ、候補だから無理にこの曲を選ばなくても大丈夫だから」

亜「二人ともどう？｣

涼太「大丈夫です…………歌えます」

嶺亜もコクコク頷いていた


(ねぇ、違うブレスレット買いに行こっか)(ふるふる…………りょう君の側から居なくなったりしないもん)(やっぱりダメージ受けてたか)

涼太→嶺亜→亜嵐

安心感→←うにゃっ

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