彼女なんていらない[男主] 2 (ページ23)

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ラジオページ23

「こんばんは！あさぬーラジオのお時間です。

さて、ツイートや色々なことでご心配、ご迷惑をおかけしました。申し訳ありませんでした。ファンの皆様に疑問を残し続けるのも嫌だし、そろそろ自分について話す時期なのではないか。そう思い、この場を借りてお話させていただきます。

ゲストは斉藤壮馬くんでーす。」

「こんばんは～。Aがきつくなった時は僕が対応しまーす！」

「まずあのツイートの真偽よね。あのツイートはほぼ嘘で少し本当です。姫璃は正真正銘、俺の妹です。

...そして自傷癖があったのも本当です。」

「でもだいぶ治ってるんですよ！自傷癖は。」

「活動停止してた時にカウンセリングとかを受けて、治ってるんですよ。

で、俺が家を出たのも本当です。でも妹をいじめてなんかないし、俺はそもそもお姉ちゃんなんかじゃない。俺は本当に男だし、昔お姉ちゃんだって事実もないっ...」

「大丈夫だよ。落ち着いて。」

「それでっ、自分が家を出たきっかけが自分を1人の人間として扱われなくなったから。

俺は小さい頃女として育てられてきました。

親が欲しかったのは男女1人ずつ。でも俺は次男だったんです。だから男として愛されたことも、心から愛されてたこともないんです。

だから今も愛情、恋心。その類のものがよくわかったてないんです。

だからっ...」

「ここからは斉藤壮馬に変わります。

僕らが初めて出会ったのもそんな環境に耐えられなくなったAが家から出てきた日のこと。当時Aの目には光がなくて、持ってた洋服も全てレディースものだった。髪の毛も長かった。

それに、彼女なんていなかった。今では「壮馬だいすき！」なんて言うけど愛情が分からないから僕に対して心を開くことにも時間がかかった。

Aのコトをお姉ちゃんって呼ぶのは親。特に母親がそう教えつけたから。悪い印象ばかりを与え続けたから。」

「そうなんです。俺ほんとに母親に嫌われてて(笑)

だから家を出てってもここまで追い詰められると思ってなかったから、それに変に心配をさせたくなくて隠し通してきました。

今回の騒動で離れてしまったファンの方もいるかもしれない。だけどまたその方達を引き込めるようにこれからも精進して参ります。応援よろしくお願いします。」

「よろしくお願いします。」

「話が重くなって申し訳ない！時間なので活動停止の理由はふわっとTwitterで説明します！お疲れ様でした！」

「お疲れ様でした～」