さよなら、紅一点 (関西) 完結 (ページ2)

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正門said

大吾「澪くん、翔和くん。パパやで?」

大吾が子供たちに向かって言った。

なんで言ったんやろ。

Aちゃんが何年も頑張って隠してきたことを。

そして、必死に回避してきたことを。

A 「大吾、なんで言ったん?大吾とこの子達の関係はない。で終わらせようとしてたんに。」

Aも同じこと思ってたんやな。

大吾「もうさ、やめよ。こんなこと。何年も離れてて、気づいたことはAが大事で、唯一無二の人やってこと。もうAを手放したくないねん。それに、この子達にやって罪は無いねん。普通の暮らしをしようよ。家に帰ったら、パパが居って、ママが居ってっていう生活をしよう?」

しっかりとした考えを持ってるんやな大吾は。

多分俺やったら無理やと思う。

見た目はおっさんみたいで、落ち着いてるイメージとかあると思うねん。

せやけど、急に消えた彼女が帰ってきて、子供連れとったらこんなに冷静では入れんと思う。

せやけど、こんな考えもAには伝わらんのやね。

A 「大吾は、どうするの?仕事だってある。今やっと波に乗れてしょうれんと張り合えるかもとかってなってんのに、演技の仕事やって増えとるのに！こんなんで評判落とさせたくないんよ。」

お互い不器用なのか、お互いのことを思いすぎとんのか...

お互いが相手のことを好きすぎるってまさにこの事やんなw

澪「ママ、なんでそんな苦しそうな顔してるの?僕、パパと一緒に居りたい。大変なことがあっても頑張るから！いい子になるから！それでも無理なん?」

翔和「ママが苦しい顔するんはもう嫌やねん！ママ気付いてないかもしれないけど、パパ?の出てるテレビ無意識に見てたと思う。んでな、僕達を見るのと同じような目で見とるん。」

子供たちの方がよくわかってるってこういう事なんやな。

正門「Aさ、大吾もこういってるし、子供たちもこう言ってくれてる。そろそろ素直になってもええと思うよ。」

俺に言えることはこれだけ。

大切な親友とその親友の愛してる人には幸せになって欲しい。