さよなら、紅一点 (関西) 完結 (ページ7)

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佐倉said

読みやすさの問題で「」を付けませんが、佐倉さんが喋ってる場面になります。

ずっと大ちゃんが好きだった。

いわゆるリア恋枠って言うやつ。

だけど、関東。東京住みの自分には出会いなんてあるわけない。

だからね、親のコネ使ったんだ。

親も、事務所のお偉いさんもOKしてくれた。

やっと大ちゃんと近づける！と思ったら、関西ジャニーズJrには既に紅一点がいた。

それが大西Aだった。

別に、可愛くもない、女の子らしくもないこんな子がなんでってずっと思ってた。

すぐに理由はわかったよ。

社長のお気に入りってやつだってさ。

女だからとかじゃない。

性格がいいからだ。

でも別に性格なんて変えられる。

だからウチは女の子らしい性格をとった。

それからスグに冠番組を持つことが出来た。

なにわ皇子
・永瀬廉
・大西流星
・西畑大吾
・佐倉優羽

Kin Kan
・向井康二
・金内柊真
・平野紫耀
・大西A

のメンバーだった。

ここにもやっぱりAがいた。

ここでもAの方が可愛がられていた。

そして、何ヶ月かたったある日。

大ちゃんとAが付き合い始めた。

なんでこいつなんだろうって思った。
絶対うちの方が可愛いのに。

そっか。

大ちゃんはずっとこんなやつといたから、目がおかしくなっちゃったんだ。

だから、こいつをだいちゃんから離して目を正常にしなきゃ。

そして、大ちゃんの隣に相応しいのは優羽の方だって分からせてあげなきゃ。

そう思った。

どうしよう。どうやって辞めさせよう。

そうだ!仕事に来るのが苦にしてあげよう。

そしたら、来たくなくなって辞めるでしょう?

頭いいな！

それから、ずっといじめ続けた。

だんだんエスカレートしてった。

もちろん殴るのは見えないところだけどね。

それでもAは辞めてくれなかった。

だったらこっちだって最終手段に出なきゃ。

Aの大切なもんを使うの。

Aの大切なもの。それは関西ジャニーズJr。

だから、それを傷つけるって言ったの。

もちろん、Aがやめた後可愛がってもらいたかったら本当に手は出さないわよ?

でもね、あの子馬鹿だから。

すぐに信じた。

辞めるって言ってくれたの。

だって、出した条件がね〜。