うっかりさん ページ28
「一人っ子です。小さい頃からいたカクチョーともう一人の幼馴染みが兄弟みたいなものです」
「A……
すまん、オマエを
「…………。今、いい流れだったよねー! 知ってたけどさー。
でもカクチョーがそういうんだったらそうだね。」
すごい一方通行だったのが恥ずかしくなる。
「ちげぇよ、キョウダイってよりは家族… だと、思って…」
気まずそうに目を逸らしてしどろもどろになっているカクチョーを見て呆ける。
…あ、今アホ面を晒していたかもしれない。
「照れてやんのー」
「兄ちゃん、可哀想だろ。茶化したら」
「うるせえ!!」
とりあえず、一方通行ではなかったことに胸を撫で下ろす。ないけど。
「なら、俺の家族も同然だな」
いい笑顔で黒川さんが言う。
この強引さにはデジャヴを感じる。
「よろしくな!A」
あ、これ佐野くんと同じパターンということですね
「できればお手柔らかにお願いします」
そして、今なぜかイザナさん(そう呼ぶように言われた)たちと、中華街に来ている。
前にはイザナさんとか灰谷さんたち、モッチーさん?、斑目さんがいて、私は一番後ろでカクチョーと一緒に歩いていた。
「…オマエ 色々あったんだってな」
「誰から聞いたの?」
「タケミチ。」
「…そっか。仕方ないね」
カクチョーが気をつかってなるべく前の人に聞こえないように話してくれる。
「オレは
オレら幼馴染みだろ?」
昔と変わらないその笑顔で笑いかけてくれる。
「…うん、ありがとう。」
「つーかオマエ、そうじゃなくてさっきとか昔みてぇな感じの方がいいぞ。あとオレが慣れねぇ」
「あぁカクチョーが照れてどもった時のね」
「やめろ蒸し返すな!」
「はははは。じゃあ大人しく猫被りもホドホドにします」
「被ってねぇだろ」
まぁね。と笑い合いながらお茶らける。
「Aはなんか食べたいのある?」
「あ、アレ食べたいですアレ」
「うっわピザまんとか邪道だろ、そこは肉まんだろーが
食いたいならコンビニにでも行って買えよ」
「斑目さんは意外と辛辣でいらっしゃるんですね」
「そこあんまハシャぐなよ〜」
鶴蝶。
”家庭事情としか“ 聞いてないのに、色々あったワケないでしょ。
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ジヘイ(プロフ) - 怜さん» ありがとうございます……!!更新頑張らせて頂きます!!! (2021年10月15日 20時) (レス) id: 2c04bafbb6 (このIDを非表示/違反報告)
怜 - 好きです(((更新お待ちしています!! (2021年10月14日 21時) (レス) @page41 id: 7d04816b57 (このIDを非表示/違反報告)
ジヘイ(プロフ) - ごりらさん» ヴッッッありがとうございます……!!応援に報いることができるように頑張ります!!! (2021年9月20日 15時) (レス) id: 2c04bafbb6 (このIDを非表示/違反報告)
ごりら(プロフ) - え??めっちゃ好きです…タイプ…。応援してます!! (2021年9月19日 18時) (レス) id: 0c5c330aa8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ジヘイ | 作成日時:2021年9月10日 10時