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違う、そうじゃない ページ25

「それでよー、覗いてみっと全員ノされてたんだよ」


「? 喧嘩できねぇのにどうやったんだよ」

「マジで!? 流石 A!」




いつの間にか飛びに飛んでいる話にちょっと頭が追い付かない。はずなのに分かるのが少し悔しい。




「助けてもらっただけだよ」

「場地に?」


保護者(SEC○M)ね」





話の流れからして場地くんじゃないでしょ。




「お前の親すげぇな」


「親じゃないよ?」






「…は?」

「ん?」

「え?」





「えっ」




皆の反応に思わず自分も驚く。





「親じゃなかったらなんだ?」



「保護者」


「そうだけど違ぇ」





ムーチョくんに言われて考えあぐねる。

どうやって話したものだろう。





「思ったんだけどよぉ、オマエ親は?」

「スマイリー。」




佐野くんが張り詰めた声でスマイリーくんを牽制した。


皆、何か察したように静かになる。






 



「母さんはねー病院。帰ってこれないから中々。大変だからね」



ごめん悪気はなかった。






「オマエのオフクロさん忙しんだな……」


「そうそう、時間っていう時間ないからさ」




佐野くんもホッとした感じになる。

ごめん、嘘ついた。




とりあえず場地くんの一言にすごい救われた、ありがとう。




でも、先に謝る。ごめん、爆弾投下する。






「血の繋がった父親は行方知れず。0歳の時(生まれてすぐ)離婚したから顔はもちろん、どんな人かも覚えてない。
 義理の父親は死んだ。もういないから結果的に独りになる私のために保護者がいる」




再び静まり返るリビング。





「なんかごめんな」





佐野くんがテーブルの上にあった菓子を私の目の前に置く。

ごめん、そのお菓子は元々私の家にあったものだし私、甘いもの苦手なんだ。









「あの、…それで灰谷兄弟とは結局会っただけなんスか?」




松野くんが気を使って話題を変えてくれる。







「電話番号を交換しました。」



「は?」とムーチョくんが真っ先に声を上げたので電話帳を開いて見せる。




「番号、ホンモノじゃねぇかよ…」



「お前、何かあったら言えよ」


「何かあったらね」



「ケンチン、A 本当に何かあった時しか言わねぇから絶対、会う時に連絡の方がいいよ」

「おう。そうすっか」






なんかトントン拍子に話が進んで灰谷さを達に会う時は必ず東卍の誰かに言うことになった。


なので必然的に皆の電話番号やらが、…私の携帯に登録されることになった。





「(暴走族に不良に反社……ひどい治安悪いな)」

兄弟か→←予告をしてほしい



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ジヘイ(プロフ) - 怜さん» ありがとうございます……!!更新頑張らせて頂きます!!! (2021年10月15日 20時) (レス) id: 2c04bafbb6 (このIDを非表示/違反報告)
- 好きです(((更新お待ちしています!! (2021年10月14日 21時) (レス) @page41 id: 7d04816b57 (このIDを非表示/違反報告)
ジヘイ(プロフ) - ごりらさん» ヴッッッありがとうございます……!!応援に報いることができるように頑張ります!!! (2021年9月20日 15時) (レス) id: 2c04bafbb6 (このIDを非表示/違反報告)
ごりら(プロフ) - え??めっちゃ好きです…タイプ…。応援してます!! (2021年9月19日 18時) (レス) id: 0c5c330aa8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ジヘイ | 作成日時:2021年9月10日 10時

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