会っただけね ページ23
「渡多でーす」
待ち合わせ場所の近くだけど武道に電話をかけて、武道の視界に入ったら手を振る。
「…あれっ？！ マイキーくん？！とエマちゃん！？」
「途中で遭遇したらこういう感じになった」
「タケミっちはいいよな」
武道と話していると佐野くんがそんなことを呟く。
「…えっ、何がっスか……？」
武道が佐野くんに聞いても猫のようにツーンとして何も答えはしなかった。
「仲いいの羨ましいからって拗ねるのやめなよ」
「年季の違いが………」
「Aって俺といるとアグレッシブになるよな…」
武道と私は幼馴染みなのでそこはかとなく気が許せるというか、
それに流されて多少、他の人の対応も緩くなってしまうというか。
「…あ、そうそうはいこれ。ホットサンド。
ちなみにロシアンルーレットで１つだけハチミツだけがめっちゃ入ってるやつあるよ
楽しんで食べて」
「あれ、タケミチくん、とエマちゃんたちも」
武道に紙袋を渡すと、どこからかそんな声が聞こえて
その声がした方を振り向く。
「あ！ヒナ」
「ヒナ！？」
こう、くりくりとした目のかわいい感じの女の子がそこにいた。
「私は橘 日向です！よろしくお願いします！」
「んー敬語はいいよ、大変だと思うから。あと、タケミチの彼女さんだからね」
エマちゃんとヒナちゃんとも連絡先を交換した。
ここ１ヶ月で連絡先が4倍くらいになって驚いている。
「なあ。」
「？ どうしたの」
送ると言いつつ、『ハ○ゲンダッツ食べさせて』とねだって隣を歩いている佐野くん。
結局、エマちゃんとの買い物には行かなかったのか。
「手とデコの怪我、何かあったんだろ」
「あぁ、これ…ナイフが掠って」
「いつ？」
「2日……前？」
昨日、灰谷さんに会って……そのまた昨日に手当てしてくれたから… と溢すと佐野くんは、
「灰谷？」
「うん、灰谷さん。六本木で会った…あ そういえば＿＿＿＿」
「灰谷兄弟か？」
「うん？ 会話の雰囲気からして多分、兄弟だと……」
その瞬間、佐野くんが黙る。
知っている人、もしくは気に触るような人だったのだろうか。
「よーしやっぱ家行ってアイスでも食べながらゆっくり話そうぜ」
「え、いいケド……」
ちょっと心配になるくらい満面の笑みを浮かべて、佐野くんは歩き始めた。
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ジヘイ(プロフ) - 怜さん» ありがとうございます……！！更新頑張らせて頂きます！！！ (2021年10月15日 20時) (
レス) id: 2c04bafbb6 (このIDを非表示/違反報告)
怜 - 好きです(((更新お待ちしています！！ (2021年10月14日 21時) (レス) @page41 id: 7d04816b57 (このIDを非表示/違反報告)
ジヘイ(プロフ) - ごりらさん» ヴッッッありがとうございます……！！応援に報いることができるように頑張ります！！！ (2021年9月20日 15時) (レス) id: 2c04bafbb6 (このIDを非表示/違反報告)
ごりら(プロフ) - え？？めっちゃ好きです…タイプ…。応援してます！！ (2021年9月19日 18時) (レス) id: 0c5c330aa8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ジヘイ | 作成日時：2021年9月10日 10時
