驚きの事実 ページ12
「急にゴメンネ Aっち」
佐野くんの周りには如何にもできそうな人たちがいて、みんな印象の強い見た目をしている。
「今日呼んだのは、俺のチームを見せたかったから。
どう? 格好いいでしょ」
無邪気に笑う佐野くんに頷く。
「うん。生き生きしてていいね」
少し、バイクのライトが目に痛いけど。
「じゃ、ついでに集会も見てく?」
「集会?」
「そ。集会。学校でもあるでしょ、集会。」
ああ、全校集会とかね。
暴走族にもそういうのあるんだ。
「おっタケミっちも来た」
佐野くんの視線に釣られて私もその方向を見る。
「遅くなってスミマセン!! …ってA!?」
「やー」なんて気の抜けた返事をしていると、タケミっちに肩を掴まれて手前に後ろにと振られる。
「なんでAいるの!? 何かした?!」
「何もっしてないよねっ。普っ通に
いやとりあっえず、落ち着っこうかタケミチくん」
物理的な揺れは収まったものの、地味に脳みそが揺れている気がしてならない。
おえっちょっと気持ち悪くなってきた。
「え…じゃあなんでいるの……?」
「この感覚はティーカップで思いきり回された時並……
と、まあそれは呼び出されたからであって。佐野くんが見せたかったんだって。チーム
あと、特攻服…? 似合ってるね」
「あ…ごめん。でもよかった……てっきり『東卍入るね』とか言うのかと思った」
口元を押さえてややうつむく。
なんなら首と胴体がちょっとおさらばするかと思った。
「入らないよ? フリーが一番でしょ」
「え、入んないの?」
「え?」と、武道と同時に声を出す。
「マイキーくん、A入れるつもりなんすか?」
「そうだけど」
「でも、Aは……」
訳も分からず、ふと龍宮寺くんを見ると『だから先に言え、つったろ』と口パクをされた。
「は? はっきり言えよ」
「いや、そのAは女っすよ…。一応…」
「…は、」
目を見開いた佐野くんと目がかち合う。
「仮に入るとしたらレディースグループになっちゃうかな?
同じクラスだし分かってたと思ってたんだけど」
「…え、同じクラスなの?!」
「そうだよー」
こればかりは本当に分かっている上でのことかと思っていた。
いや、だって同じグラスだから性別とかいう最低限の情報はご存じかと思っていた。
「Aっち女なの……?」
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ジヘイ(プロフ) - 怜さん» ありがとうございます……!!更新頑張らせて頂きます!!! (2021年10月15日 20時) (レス) id: 2c04bafbb6 (このIDを非表示/違反報告)
怜 - 好きです(((更新お待ちしています!! (2021年10月14日 21時) (レス) @page41 id: 7d04816b57 (このIDを非表示/違反報告)
ジヘイ(プロフ) - ごりらさん» ヴッッッありがとうございます……!!応援に報いることができるように頑張ります!!! (2021年9月20日 15時) (レス) id: 2c04bafbb6 (このIDを非表示/違反報告)
ごりら(プロフ) - え??めっちゃ好きです…タイプ…。応援してます!! (2021年9月19日 18時) (レス) id: 0c5c330aa8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ジヘイ | 作成日時:2021年9月10日 10時